鎌田富久
2012年03月27日
ここ10年の通信ネットワーク環境の進化には目覚ましいものがあった。特に日本では、光回線によるブロードバンドが家庭へ普及し、個人がもつ携帯電話は高速な第3世代になった(すでに、第4世代と呼ばれているLTEへの切り替えも始まっている)。これと平行して、ソフトウエアの実行環境も様変わりした。従来はパソコン上でアプリケーションを実行するスタンドアロン形式が主流であったが、今ではインターネットを通して、クラウドと呼ばれる大規模サーバ環境上でアプリケーションが実行されるようになった。
この2つの環境変化が、スマートフォンやタブレットの普及を後押しし、多くのアプリケーションやサービスが世界中で日々生まれている。こうして、従来決め打ちの使い方しかできなかった機器が、いわば無限の可能性を持つようになった。まさに、「スマート化」した訳である。
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