2012年10月11日
筆者の答えはノーである。筆者は逆に山中さんの受賞こそ、ガードン博士の発見なしにはありえなかったと断言できる。その理由を以下に説明する。
先ず、ガードン博士の1962年に発表された発見(Journal of Embryology and Experimental Morphology 10:622-640,1962)と山中さんによるiPS細胞作成が発表された2006年(Cell 126:663-676, 2006)の間に何がおこったかを知る必要がある。この約半世紀という長い年月の間に、実はさまざまな紆余曲折のドラマがあったのである
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