2013年03月15日
柏市には、私も苦い思いがある。東京大学柏キャンパスの放射線問題である。私もちょくちょく訪れているそこで測定した空間放射線量が、同大学の本郷キャンパスや駒場キャンパスに比して数倍高いというデータがでたのは2011年年6月だった(東京大学環境放射線情報)。その記述にある①健康への影響②放射線量が高い理由、に対し、同大学の教員有志が疑問を持ち「総長への要請文」を提出した(「東京大学環境放射線情報」を問う東大教員有志のページ)。その後の経緯は、この2つのWEBサイトを見てほしいが、これをきっかけとして、柏市の「放射線ホットスポット」が大きな問題となった。当時、このホットスポット問題がずっと続くとは私には思えなかった。「一過性のものだろう」と高をくくっていたのだ。
しかし、事故から7ヶ月以上たった2011年10月、柏市内で1時間あたり57.5マイクロシーベルトという高値が測定され大騒ぎになった。ショックを受けたのは住民だけではなかった。カブやホウレンソウ、ネギなどを作っている近郊農業に携わる人々も大ショックだった。さすがにそういう高線量のホットスポットは多くはなかったのだが、千葉県の放射能情報一覧を見ると、いまだに放射線量は、1時間あたり0.1マイクロシーベルト程度で、平常値の2倍ほどあるところがある。結果として「地元でとれた新鮮な美味しい野菜」は買い控えされた。そういう状況の中で、壊れかけた信頼を取り戻した人たちの話をしてくれたのは、
有料会員の方はログインページに進み、デジタル版のIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞社の言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください