2013年04月05日
まず、自分がコンサルに向いていると思う理由は以下の通りである。
コンサルを依頼する会社は、経営、組織、開発、製造などのどこかに(場合によってはそのすべてに)問題を抱えている。その問題を自社で発見し、自社で解決することが難しいからコンサルを雇うのである。
コンサル契約した私は、まず、その会社の問題点を抽出することから始める。その際、16年半、技術者として働いた経験と、同志社大学で5年間、経営学のフィールドワークを行ってきた経験が活用できる。
特に技術者時代には、研究所、開発センター、量産工場、合弁会社(エルピーダ)、コンソーシアム(半導体先端テクノロジーズ)と、あらゆる形態の組織に所属した。その経験から、各組織における技術者の心理状態や行動様式を、自体験を通して理解することができる。
私は、コンサルする会社の開発や製造現場を観察し、そこで働く社員にヒアリングを行う。それによってほとんどの問題点を発見することができる。問題点が抽出できれば、その解決策の立案は比較的簡単だ。自分がコンサルに向いているかもしれないと思うのは、技術者と経営学の経験を基に問題発見ができ、解決案を立てられることにある。
しかし、コンサルの仕事には大きなジレンマがあると感じる。
まず、
有料会員の方はログインページに進み、朝日新聞デジタルのIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞デジタルの言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください