2013年04月27日
2005年に東京大、京都大、早稲田大などが教材を無料提供する団体を作り、現在23大学が総数3,000科目を公開している。今年2月には東大が国際化戦略の一環として、日本勢ではじめてムークへの参入を表明。2013年秋には2教授の講義を発信する予定にしている。
会見で吉見俊哉副学長は「グローバル化の流れのなか、東大もこれまでのエリートだけではなく、世界を相手にするトップ大学として地球市民としてのエリートを育成していかなければならない」と述べた。半面「個人側、大学側ともに厳しい競争の時代がはじまるのでは」という有識者の意見もある。
もとよりローカルな大学とグローバルな大学とでは、影響も取り組みも違う。正直な所、東大をグローバルな大学、世界のトップに伍する大学と位置づけることには、いくぶんか違和感がある。具体的には使用言語の現状や留学生の比率から「背伸びしている」印象を持つのだが、
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