2013年10月04日
「否定派は証拠をねじ曲げるな」。ペンシルベニア州立大学の気候学者マイケル・マン氏は、ブログで訴えている。2001年の第3次評価報告書で、過去1000年の気温変化をグラフ化した「ホッケースティック曲線」が攻撃の的になった。今回の報告書への攻撃は、2タイプあるという。「深刻さの度合いが減少した」という指摘と、「事実をゆがめている」という指摘だ。
前者については、「前回の報告書では、温室効果ガスの濃度と気温上昇の関係を過大に見積もっていたので、今回はもっと緩やかにする」と盛んに喧伝された。大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が2倍になった場合、世界平均の地上気温がどれだけ上昇するかという研究で、「気候感度」と呼ばれる。報告書は
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