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 11月6日(水)、衆議院第二議員会館地下1階の第8会議室にて、国会議員や経済産業省の役人たちを相手に、「日本型モノづくりの敗北」と題する講演を行った。私にとっては国会デビューの舞台となった。

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 きっかけは、参議院の経済産業常任委員長を務める民主党の大久保勉議員が拙著『日本モノづくりの敗北 零戦・半導体・テレビ』(文春新書) を読んだことにある。

 国会の上記委員会で「産業競争力強化法案」の審議が始まろうとしているときに、大久保委員長は、これまでの産業政策の延長上にある法案で、本当に日本の産業競争力が強化されるのかという問題意識を持っていた。

 私の本は、その問題意識の核心にズバリと切り込んでいた(らしい)。しかも、これまでの延長線上に未来はないことを明確に示していた。このことが、大久保委員長の琴線に触れたと思われる。

 最初は大久保委員長と1対1の情報交換会という話だったが、せっかくの機会だからということで、民主党主催の公式政策会議である「経済産業部門会議」に格上げされ、民主党国会対策副委員長の田嶋要衆議院議員が、関係する国会議員に招集をかけ冒頭の講演会が実現した。

 ここで一つ、注釈を述べると、

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筆者

湯之上隆

湯之上隆(ゆのがみ・たかし) コンサルタント(技術経営)、元半導体技術者

1987年京大修士卒、工学博士。日立などで半導体技術者を16年経験した後、同志社大学で半導体産業の社会科学研究に取り組む。現在は微細加工研究所の所長としてコンサルタント、講演、各種雑誌への寄稿を続ける。著書に『日本半導体敗戦』(光文社)、『電機・半導体大崩壊の教訓』(日本文芸社)、『日本型モノづくりの敗北-零戦・半導体・テレビ-』(文書新書)。趣味はSCUBA Diving(インストラクター)とヨガ。 【2016年8月WEBRONZA退任】

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