2013年12月25日
蜜ロウソクの歴史は、紀元前までさかのぼる。ミツバチの巣に火をつけるとよく燃える。太古のエジプトなどで、それを見た人々が、芯を埋めて利用することを思いついたのだろうか。日本へは奈良時代、仏教に伴って持ち込まれたらしい。ところが遣唐使の制度がなくなると渡来が途絶えてしまい、現代に至るまで注目されることはほとんどなかった。蜜ロウソクの放つ明かりの魅力に取りつかれ、国内でただ一人、生業として製造に取り組んでいるのが、山形県朝日町に暮らす安藤竜二さん(49)である。
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