2014年01月24日
「深刻化する温暖化による脅威を回避するためには、原発の利用が不可欠だ」というコロンビア大のジェームズ・ハンセン博士らの書簡に対する反論を見てみよう。昨年、環境団体の代表ら200人以上が連名で出した反論の要点は次のようなものだ。
「原子力は経済的に現実的な選択ではなく、『進んだ原発』はまだ計画途上で、金の浪費にしかなっていない。再処理も経済的にも環境的にも有害だ。再生可能エネルギーは急激に拡大、コストダウンしており、温暖化防止のためには、原子力よりはるかに現実的だ」
ここでは、1月にまとめられた明日香寿川・東北大学教授、朴勝俊・関西学院大准教授、諸富徹・京都大学教授ら4人の反論を詳しく紹介したい。温暖化の危険水域とされる18世紀半ばの産業革命以降の世界の平均気温の上昇限度である2度の達成は、「原発がなくても可能」と結論づけている。最近になって署名も始めた。
以下が要約である。
有料会員の方はログインページに進み、朝日新聞デジタルのIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞デジタルの言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください