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大学はどこへいく その教育の「質」を求めて

内村直之 科学ジャーナリスト

大学入試真っ盛りの時期である。生徒たちも大変だが、一方で、日本で「大学」という存在をどうしたらいいのか、という議論も熱を帯びている。小中高大という日本の教育システムの中で、「最高」の地位に置かれている大学(その上の大学院はとりあえずおいておく)での教育がどうあるべきか、という基本的な問題が、実は日本ではまだきちんとなされていないという状況があるようだ。世界全体での「存在感」が求められる「グローバル時代」にいまさらながら問われている大学教育の質とは何か?
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筆者

内村直之

内村直之(うちむら・なおゆき) 科学ジャーナリスト

科学ジャーナリスト。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程満期退学。1981年、朝日新聞入社。福井、浦和支局を経て、科学部、西部本社社会部、科学朝日、朝日パソコン、メディカル朝日などで科学記者、編集者として勤務し、2012年4月からフリーランス。興味は、基礎科学全般、特に進化生物学、人類進化、分子生物学、素粒子物理、物性物理、数学などの最先端と科学研究発展の歴史に興味を持つ。著書に『われら以外の人類』(朝日選書)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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