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 4年前、何処にいても新聞を読みたいと思って、iPhoneを買った。そして、紙と電子版のダブルコースを契約した。しかしどうにも電子版の新聞が読みにくくて、折角買ったスマホは家内の持ち物となってしまった。電子版は、時々、PCでチラミしたり、検索したりする程度である。

 3年前、多くの友人から、「Kindleは反射光方式で目に優しく、タダの電子書籍もたくさんあるし、常に数百冊を手元においておけるよ」と勧められて、電子ブックリーダーを買った。しかし、仕事に使う本でタダのものはまったくなく、その上、新聞と同様、どうにも読みにくくて、今は休眠中である(家内にも使って貰えない)。

 結局、今も昔と同様に、紙の新聞を読み、紙の本を読んでいる。スマホやタブレットの基幹部品であるプロセッサやメモリなどの半導体については一丁前に記事を書いているくせに、それら完成品を使いこなすことが、まるでできないでいる。

 「嗚呼(ああ)、俺はデジタル機器を使えないダメ人間なのか?」と長らく思っていた。

 そのようなときに、

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筆者

湯之上隆

湯之上隆(ゆのがみ・たかし) コンサルタント(技術経営)、元半導体技術者

1987年京大修士卒、工学博士。日立などで半導体技術者を16年経験した後、同志社大学で半導体産業の社会科学研究に取り組む。現在は微細加工研究所の所長としてコンサルタント、講演、各種雑誌への寄稿を続ける。著書に『日本半導体敗戦』(光文社)、『電機・半導体大崩壊の教訓』(日本文芸社)、『日本型モノづくりの敗北-零戦・半導体・テレビ-』(文書新書)。趣味はSCUBA Diving(インストラクター)とヨガ。 【2016年8月WEBRONZA退任】

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