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北陸新幹線の建設ルートは変更されたが……

なお求められる、中池見湿地を守る監視の目

米山正寛 ナチュラリスト

 北陸新幹線の延伸ルートが、ラムサール条約登録湿地の中池見湿地(福井県敦賀市)を通る問題(webronza「北陸新幹線がラムサール登録湿地を脅かす!」2015年1月26日付参照)で、大きな動きがあった。建設主体となる鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が、建設による悪影響を低減するためのルート変更を5月8日に発表したのだ。その前段として3月15日には、同機構によって設けられた中池見湿地付近環境事後調査検討委員会が科学的データに基づいた議論の上で、「アセスルートに変更し、環境影響を回避、あるいは、より低減できるように配慮されることが望ましい」と記した提言書をまとめていた。ラムサール条約登録湿地という国際的な保全対象地への悪影響を避けることは、当然の選択ではあったのだが、これで問題がすべて解決したわけではないようだ。

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筆者

米山正寛

米山正寛(よねやま・まさひろ) ナチュラリスト

自然史科学や農林水産技術などへ関心を寄せるナチュラリスト(修行中)。朝日新聞社で科学記者として取材と執筆に当たったほか、「科学朝日」や「サイアス」の編集部員、公益財団法人森林文化協会「グリーン・パワー」編集長などを務めて2022年春に退社。東北地方に生活の拠点を構えながら、自然との語らいを続けていく。自然豊かな各地へいざなってくれる鉄道のファンでもある。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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