那覇市はクリスマスイブに夏日
2018年01月15日
那覇は昨年12月24日に気温25.5度を記録し、翌日の琉球新報は「クリスマスイブなのに……那覇で26年ぶり夏日」と報じた。その日は東京から久しぶりに沖縄を訪れた友人夫妻と居酒屋でテーブルを囲んだのだが、店ではクーラーをかけていた。沖縄は昨年、年間を通じて暑かった。
その一方で12月26日の沖縄タイムスは、25日の沖縄気象台の予報に基づき「県内寒〜いお正月、猛暑一転大陸から寒気、ペルー沖『ラニーニャ』発生」と報じた。ラニーニャ発生時は、日本周辺で西高東低の冬型の気圧配置が強まりやすく、気温が下がる傾向がある。猛暑の夏とは打って変わって今冬の冷え込みはかなり厳しいようだ。沖縄生活18年。温暖な気候で鈍りきった体にはこたえそうだ。
沖縄は日本の最南端に位置する亜熱帯の島嶼であるが、その更に南には、ツバル、マーシャルなどの地球温暖化に伴う海面上昇でその存続が脅かされている大洋州の島々がある。筆者は2000年に沖縄大学に赴任して以来、沖縄と大洋州の島々の環境分野での国際協力にかかわってきた。これら大洋州の島々にとって最大の環境問題は日本では地球温暖化として語られることの多い気候変動の問題である。
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