政府から独立した政策提言機関として、立法府への働きかけも試行
2019年04月29日
研究開発分野において自主的な政策提言を継続的に行っている日本工学アカデミー(阿部博之会長)が4月8日、「2019年緊急提言―我が国の工学と科学技術力の凋落を食い止めるためにー」を発表した。
創立30周年記念式典で挨拶する阿部博之会長=2018年1月19日
鶴保庸介大臣(中央)及び石原宏高副大臣(左)に説明する日本工学アカデミーの阿部博之会長、永野博専務理事、
中村道治理事=2017年6月
2017年5月には、研究開発政策全般を見渡した最初の緊急提言をとりまとめ、関係大臣や関心を持つ政治家と意見交換をした。提言の柱は、人材の流動が普通に起こる環境を作ること、若手研究者人材養成のための大学院システムの改革などだった。この提言をフォローアップするとともに、2021年に始まる第6期科学技術基本計画への提案をも目的としてまとめたのが、2019年緊急提言である。
ここでは、
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