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次期スパコンの「富岳」は何をめざすのか

多様化するAI時代のスパコン戦略(1)

伊藤智義 千葉大学大学院工学研究院教授

AI用のスパコンは低い計算精度で十分

 スパコンはその時代の最高峰のコンピューターである。パソコンなどでは扱えない高精度で大規模な計算を行うために存在してきた。当然、高精度のサポートが中心になる。それが近年、大きく変わりつつある。AIブームの影響である。ディープラーニングなどの機械学習の計算精度が8~16ビットと低い精度で十分であることがわかってきたからである。

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筆者

伊藤智義

伊藤智義(いとう・ともよし) 千葉大学大学院工学研究院教授

1962年生。東京大学教養学部基礎科学科第一卒、同大学院博士課程中退。大学院生時代に天文学専用スーパーコンピューター「GRAPE」の開発にかかわり、完成の原動力となる。現在は「究極の3次元テレビ」をめざし研究中。著書に、集英社ヤングジャンプ「栄光なき天才たち」(原作)、秋田書店少年チャンピオン「永遠の一手」(原作)、集英社新書「スーパーコンピューターを20万円で創る」など

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