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プラスチックス問題へ、取り組み進むカリブ海諸国

日本も世界の動きに対する感度を上げよ

桜井国俊 沖縄大学名誉教授、沖縄環境ネットワーク世話人

プラスチック製品禁止の動きが加速

 国連環境計画はウエブ上でカリブ海でのプラスチックス廃棄物問題への取り組みについて報じているが、その冒頭で紹介しているのは国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏の言葉だ。彼はこう言っている。

「我々の世界は有害なプラスチックスで埋まり、海のマイクロプラスチッククスの数は今や銀河系の星の数より多くなっている。遠く離れた島から北極まで、マイクロプラスチックスがないところはない。このままの傾向が続けば、2050年にはわれわれの海は魚よりもプラスチックスの量の方が多くなるであろう。この事態が我々に届けるメッセージは明白だ。一回使用のプラスチックスは拒絶せよ、再利用できないものは拒否せよということだ」

拡大バリ島のプラスチックごみ=2018年12月、インドネシア、諫山卓弥撮影
拡大カリブ海を漂うプラスチックス廃棄物==Caroline Powerさん撮影

 国連環境計画の傘下にカリブ海環境計画という部署があるが、そのコーディネーターのロルナ・イニス氏は、「海浜ツーリズムに極度に依存する経済構造を持つカリブ海の小規模島嶼諸国にとっては、海洋ごみ問題に取り組むことは、オプションではなく至上命令なのだ」と言う。

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筆者

桜井国俊

桜井国俊(さくらい・くにとし) 沖縄大学名誉教授、沖縄環境ネットワーク世話人

1943年生まれ。東京大学卒。工学博士。WHO、JICAなどでながらく途上国の環境問題に取り組む。20年以上にわたって、青年海外協力隊の環境隊員の育成にかかわる。2000年から沖縄暮らし。沖縄大学元学長。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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