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iPS細胞への過剰な期待を煽ってはいけない

わずか1例の心筋シート手術を大きく報道し、遺伝子異常は問わないアンバランス

川口浩 東京脳神経センター整形外科・脊椎外科部長

 iPS細胞研究への公的支援の是非についても、本来ならこのような冷静な議論が必要だ。にもかかわらず迷走・混乱してしまった一因に、あの官邸周辺の不倫疑惑もある。昨年末、週刊誌に「京都不倫出張」「政権中枢のアーン」「スイートルーム外遊」などと週刊誌に続けさまに取り上げられ、今の国会でも「公私混同」と野党の追及を受けている問題だ。

「京都不倫出張」の罪深さ

 京都の甘味処で、大坪寛子厚労大臣官房審議官の口元にスプーンを差し出していた和泉洋人首相補佐官は、建設族なのになぜか内閣の「健康・医療戦略室長」に君臨している剛腕官僚だ。彼の厚労省に対する積年の圧力と、それによる医療行政の歪曲は、極めて深刻な問題である。

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筆者

川口浩

川口浩(かわぐち・ひろし) 東京脳神経センター整形外科・脊椎外科部長

1985年、東京大学医学部卒。医学博士。米コネチカット大学内分泌科博士研究員、東京大学医学部整形外科教室助手・講師・准教授、JCHO東京新宿メディカルセンター脊椎脊髄センター長などを経て、2018年より現職。日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医。国際関節病学会理事、日本軟骨代謝学会理事。

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