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江戸期の経済思想家本多利明に学ぶ「童心」

日本と科学、母語と思考をめぐる思索

白川英樹 化学者

子供を育てるとは、童心を育み維持させること

拡大徳島県阿南市で開いた特別実験教室で子どもたちの実験を見守る筆者=2020年2月2日、阿南市科学センター、高橋豪撮影
 どんなことにでも興味を示す能力を本多利明の言う童心と置き換えてもよい。天地人の様々な現象について、なぜそうであるかという疑間をもつということは、天地という自然に関係する自然科学ばかりではなく、人、つまり、ひとや社会にも興味と疑問を抱くということであり、それができるのが童心であるといえるのではないだろうか。

 子供を育てることの大部分が

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筆者

白川英樹

白川英樹(しらかわ・ひでき) 化学者

1936年東京生まれ、岐阜県高山市育ち。東京工業大学卒、同大大学院博士課程修了、工学博士。東工大資源化学研究所助手、筑波大学助教授などを経て筑波大教授。定年退官した2000年に「導電性プラスチックの発見と開発」でノーベル化学賞受賞。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです