食品ロスを描いた映画の完成披露試写会が、コロナ禍でZoom開催になった
2020年04月21日
コロナ禍で様々な業界が打撃を受けているが、人が集うことが前提の映画業界も大打撃を受けている。新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため、営業休止した劇場もあれば、座席の間隔を1席分空けて営業を続けている劇場もある。緊急事態宣言が全国に拡大した4月16日以降は、ほとんどの劇場が休止しているのが実情だ。
映画配給会社として、劇場公開させたばかりの映画も壊滅的な打撃を受けた。しかし2020年は、経営しているユナイテッドピープルとして記念すべき新しいステップを踏む年だ。
映画配給事業を始めて10年。ユナイテッドピープルは、今年初めて映画を制作し、完成させたのだ。筆者自身がプロデューサーとなっている。その映画とは、8月に劇場公開予定の『もったいないキッチン』だ。
『もったいないキッチン』は、日本が大切にしてきたもったいない精神に魅せられ、オーストリアからやってきた映画監督で食材救出人のダーヴィド・グロスが、日本を旅して様々な“もったいない”アイデアに出会うロードムービー。
食材救出人の異名も持つダーヴィドは、前作『0円キッチン』(2015年)でヨーロッパ5カ国をキッチンカーで巡り、捨てられる運命の食材をおいしい料理に変身させた。本作『もったいないキッチン』では、その舞台を日本に移し、福島から鹿児島まで4週間1600kmを旅して、
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