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コロナ禍で揺れる沖縄と、評価が高まるコスタリカ

軍隊の有無がもたらした感染拡大の違い

桜井国俊 沖縄大学名誉教授、沖縄環境ネットワーク世話人

 そして7月22日からGoToトラベルキャンペーンが迷走スタートした。最大の感染地の東京を除く46道府県が対象であるが、沖縄はGoToでも人気の旅行先である。観光県沖縄としては、観光客は喉から手が出るほど待ち遠しいが、県をまたぐ移動には大きな不安が伴う。それに、米軍基地でのクラスター発生が旅行先としての沖縄にどのようなマイナスイメージを与えるかという懸念もある。玉城知事は、GoToに備え、7月22日から那覇空港で唾液による抗原検査を任意で実施すると発表している。

「三密」回避の抗議行動

 コロナが影響するのは観光業だけではない。沖縄の県民の主要関心事の辺野古新基地建設を巡ってもコロナが重大な影響を与えている。

拡大キャンプシュワブゲート前で、「三密」を避けつつ座り込みを続ける抗議者
 工事関係者にコロナ感染者が発生したことと、6月7日の県議選への影響を避けるため、政府は辺野古新基地建設工事を中断していたが、6月12日に57日ぶりに再開した。これに伴って、辺野古のキャンプシュワブゲート前、安和桟橋、塩川港の3カ所での市民の抗議行動も再開したが、7月からはコロナ感染者が増えてきたため、県外からの参加を当面控えてほしいとの呼びかけもなされるなど、抗議行動のあり様は一変している。
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筆者

桜井国俊

桜井国俊(さくらい・くにとし) 沖縄大学名誉教授、沖縄環境ネットワーク世話人

1943年生まれ。東京大学卒。工学博士。WHO、JICAなどでながらく途上国の環境問題に取り組む。20年以上にわたって、青年海外協力隊の環境隊員の育成にかかわる。2000年から沖縄暮らし。沖縄大学元学長。

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