情報通信技術だけではない、飛躍的な技術発展による恩恵を実感した
2021年02月05日
コロナ禍の中で、感染防止と経済活動の両立についての議論が続いている。アメリカでは国を二分する大統領選挙が展開された。感染防止と対比するものを単に経済活動というと問題が矮小化されてしまう。実情はもっと大きな(経済活動も含めた)人間の社会的な活動であろう。
その影響もあってか、第二波、第三波が発生し、再び私たちは不自由な生活を強いられている。
情報通信技術の恩恵はわかりやすいが、もう一つ、医療技術にも注目したい。たまたまではあるが、緊急事態宣言の最中、私自身が入院治療を受けることとなった。そこで最新の医療技術に接し、その重要性を実感した。
ここでいう医療技術は直接的に新型コロナウィルスを対象とするワクチン開発等を意味しているわけではない。21世紀に入って本格的に導入されたカテーテルによる血管内治療(手術)や内視鏡下による治療(手術)など、患者への負担を軽減した手法の長足の進歩である。従来の切開を伴う手術では長期の入院が必要であったものが、新手法なら小さい傷で済むので数日程度で回復する。医療現場のひっ迫が叫ばれる中、
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