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オリンピック強行に見るこの国の行方

国家的非常事態に表れる日本の強固なシステムとは

山井教雄 漫画家

 これは今年6月9日に朝日新聞の地方版に載った漫画です。

2021年6月9日の朝日新聞青森版に掲載拡大2021年6月9日の朝日新聞青森版に掲載
 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が「パンデミックの中オリンピックを開催するのは普通でない」と発言し、諌める中、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と菅義偉首相は、開催反対の日本国民を五輪戦車で蹂躙してでも開催する気でいます。

 どんなに対策をとっても、大勢の人が移動すれば、クラスターが発生するのは、火を見るよリ明らかでしよう。その犠牲者数は、天安門事件を超えるかもしれません。「国際運動会」の会長が、

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筆者

山井教雄

山井教雄(やまのい・のりお) 漫画家

1947年東京生まれ。東京外語大スペイン語科卒業。91年漫画集「ブーイング」で文春漫画賞を受賞。93~96年に朝日新聞夕刊で「サミット学園」を連載。報道や表現の自由のために闘う漫画家の国際ネットワーク「Cartooning for Peace(平和のための風刺漫画)」のメンバーとしても活動している。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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