アフリカ・マラウイ湖世界自然遺産で地元関係者による協働管理を目指す
2021年09月02日
世界自然遺産のマラウイ湖畔チェンベ村の朝の風景=2018年1月、筆者撮影
マラウイ湖はアフリカ大陸南東部内陸部にある。マラウイ、タンザニア、モザンビークの国境地帯に広がり、南端が国立公園になっている。マラウイは独立以来、対外戦争や内戦を経験していない=ウィキペディア渡航条件はワクチン接種の有無と関係なく、渡航前、帰国前、帰国時の陰性証明および渡航前の行動自粛と渡航後の追跡調査のみだった。マラウイのPCR検査場でマラウイ側の陰性証明書をもらうが、その際に日本政府の出国前検査証明書(下図の左)を作ってもらうことと、厚生労働省の質問表に自ら答えてQRコード(下図の右)を作成する必要があった。これらを準備し、流れ作業に沿って抗原検査などを済ませ、問題なく入国できた。
帰国時に必要な日本政府の指定する出国前検査表
マラウイや乗り継ぎの空港と帰国の際に提示を求められた「質問表回答後に得るQRコード」
マラウイ湖国立公園(離島を除く)と5つの漁村=林珠乃博士作図世界遺産委員会からは自然保護のあり方についていくつか注文がついている。けれども、地域の人々自身による保護と利用の両立を図る取り組み、それを担う次世代の教育と人材育成、技術移転および地元からの技術の工夫には注目している。
我々は、
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