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続・DX時代のあるべき環境保全の姿とは?

デジタル分野の生物や遺伝資源の情報は、国益がかかる交渉の対象だ

香坂 玲 東京大学大学院教授(農学生命科学研究科)、日本学術会議連携会員(環境学)

 一方で、カーボンの文脈であれば、発展途上国の小規模な農家の取り組みを、先進国の銀行がブロックチェーンの技術を活用してクレジット化し、保全の活動を支援していこうとする試みなどが進行中だ。このため、あまりデータの所有や権利に重きを置いてしまうと、利用(とその結果としての保全や研究活動)が停滞してしまうというジレンマも共通して存在する。

Society 5.0が描く未来は

Society 5.0のイメージ(内閣府作成)拡大Society 5.0のイメージ(内閣府作成)
 では、日本の政府は、このような課題やジレンマに対してどのように対応をしようとしているのだろうか。
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筆者

香坂 玲

香坂 玲(こうさか・りょう) 東京大学大学院教授(農学生命科学研究科)、日本学術会議連携会員(環境学)

東京大学農学部卒業。ドイツ・フライブルグ大学の環境森林学部で博士号取得。国連 環境計画生物多様性条約事務局(農業・森林担当) に勤務。帰国後、2010年の生物多様性条約COP10に携わり、金沢大、東北大、名古屋大教授などを経て現職。 著書に「地域再生」「生物多様性と私たち」「有機農業で変わる食と暮らし」(岩波書店) 編著書に 農林漁業の産地ブランド戦略―地理的表示を活用した地域再生 など

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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