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大学教員と採用の選考プロセスはどうあるべきか? アメリカを例に考える

大学院生の意見を反映 選考委員を担う大学も

桜井良 立命館大学政策科学部准教授

コーネル大の学部長に直撃 「大学院生の関与こそ重要」

 さて、ここで気になるのは、大学院生からのフィードバックが実際にどの程度、最終的な意思決定に考慮されるのか、ということだ。

拡大現在新たな教員の選考をしているコーネル大学 自然資源・環境学部の建物。新型コロナウイルスの感染拡大状況を踏まえ、室内ではなく建物の外で授業をしているクラスもあった。
 新しい教員の選考中のコーネル大学 自然資源・環境学部において、採用の最終決定者の1人である同学部長に直接話を聞いてみた。まず、教員採用において大学院生からのフィードバックを実際にどのくらい考慮しているのか尋ねた。

 「確実に一定の影響を大学院生が与えることができる」

 それが答えだった。選考委員は計5人で構成され、「1人が大学院生代表の学生である」とも教えてくれた。「大学院生の票」は、各大学院生からの意見やフィードバックをもとに、大学院生代表が投票する。

 最終的な採用者は大学全体のトップも含めて決定するが

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筆者

桜井良

桜井良(さくらい・りょう) 立命館大学政策科学部准教授

慶應機塾大学法学部政治学科卒。ロータリー財団国際親善奨学生として米国フロリダ大学大学院に留学、博士号(Ph. D. : Interdisciplinary Ecology)取得。専門は保全社会科学、環境教育の評価、野生動物管理など。日本学術振興会特別研究員PD(横浜国立大学)、千葉大学非常勤講師、立命館大学政策科学部助教を経て2017年より現職。京都市環境審議会委員、慶應義塾大学訪問准教授、コーネル大学客員准教授。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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