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「シャブ漬け」で脚光を浴びた牛丼チェーンの進出で思うこと

宮﨑紗矢香 人間活動家

拡大=shutterstock.com
 ベーカリーチェーンの「神戸屋」の跡地に、牛丼の「吉野家」ができた。最寄り駅の改札を通るとき、ファミマの隣にあるテナントが変わっていることに気づいて、暗澹(あんたん)たる気持ちになった。

 「生娘をシャブ漬け戦略」

 「田舎から出てきた右も左もわからない女の子を、無垢(むく)・生娘のうちに牛丼中毒にする」

 「男に高い飯をおごってもらえるようになれば、(牛丼は)絶対に食べない」

 くだんの炎上発言が頭をかすめる。

 たまたま、地方の滞在先から戻ってきたところに吉野家がお目見えしていたので、余計にやるせない気分になった。

 人の往来が激しい改札付近で、売り上げがあがるのは、パンより牛丼ということなのだろう。私が足を運んでいた限りでは、神戸屋の客足は少なくなかったと思うが、中毒になるまでリピーターを増やす吉野家には劣るのだろうか。

 家から徒歩5分の距離にある別のベーカリーレストランも、気づけば姿を消していた。

 木々が生い茂っていた店舗もろともクレーンで取り壊され、だだっ広い駐車場つきの24時間営業コンビニに姿を変えていた。

 大きな交差点がある道路沿い。立地場所も申し分なく、開店直後から利用客も上々で、近隣住民はもちろん、遠方ナンバーの車も頻繁に乗り入れている。

 昨年末から、「好きで世界を創る」が売り文句の経営スクールに参加しているが、そこで学んだ基礎知識を今こそ使えると思った。

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筆者

宮﨑紗矢香

宮﨑紗矢香(みやざき・さやか) 人間活動家

1997年生まれ。立教大学社会学部卒。Fridays For Future Tokyo元オーガナイザー。2020年4月、株式会社大川印刷入社。社会課題を考える多 数のイベントやソーシャルメディアを通じての外部発信を担当し、2021年7月退職。国立環境研究所 社会対話・協働推進室コミュニケーター。共著に『グレタさんの訴えと水害列島日本』(学習の友社、2020年)、『子ども白書2020』(かもがわ出版、2020年)。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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