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食品添加物の「不使用」表示指針を消費者庁が作成 消費者惑わす表示は減るのか?

単なる「無添加」、健康・安全との関連づけなど~注意すべき表示を10分類

小島正美 食・健康ジャーナリスト

基準9条違反の恐れ=表示禁止事項を10類型で明確化 

 食品添加物の不使用表示に関しては、もともと食品表示基準第9条で消費者の誤認を防ぐ規定はあった。だが、具体的にどういう表示が誤認につながるかを詳細に定めた規定はなかった。このため、事業者が任意で「無添加」や「不使用」の表示を行ってきたのが実情だ。

 今回のガイドラインは具体的な表示禁止事項を10類型で示し、どういう不使用表示が9条違反に当たる恐れが高いかを明確にした。

 検討会では賛否両論の意見があった。一部事業者や一部生協からは「企業努力で無添加を実現した場合は、不使用表示を認めるべきだ」との声もあったが、「主婦連合会」など多数の消費者団体から「無添加表示の行き過ぎを是正すべきだ」との意見が強く出た。今度のガイドラインは消費者団体の多数意見をくみ取った形になり、適用までに2年間の経過措置期間(2024年3月末)が設けられたとはいえ、不使用表示の商品を販売してきた事業者にとっては厳しい内容となった。

 このガイドラインを受けて、消費者庁は「今後、事業者は

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筆者

小島正美

小島正美(こじま・まさみ) 食・健康ジャーナリスト

1951年愛知県生まれ。愛知県立大学卒業。2018年まで毎日新聞記者。現在はメディアチェック集団「食品安全情報ネットワーク」共同代表。著書に「メディア・バイアスの正体を明かす」など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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