働き盛りの20代が、生態園の野の花ツアーに参加して考えたこととは
2022年07月22日
桜が見頃を迎えた4月上旬。家の近くにある茅ケ崎公園自然生態園(横浜市)に出かけた。コロナ禍以降、散歩がてらよく訪れている。その日は季節の催し、野の花ウォッチングが開催されると知って、飛び入り参加した。
場違い感にさいなまれつつ、ガイドさんの案内のもと、早速ウォッチングスタート。まずは、この地に生態園ができた経緯からお話を聞く。
「横浜のチベット」と呼ばれ、田畑が約半分、山林が約4割、残り1割が宅地や道路であった地区が開発によって変貌していき、自然を残したいと願う人たちの思いによって、この3ヘクタールが残されたことを知る。保育園児の頃に越してきた今のマンションも、急速な開発の中で建てられた一部だと思うと、どこか胸が痛む。
「珍しく早咲きのアカネスミレ、12月から咲いているウグイスカグラ、咲き始めたばかりのウラシマソウ、外来種のオオイヌノフグリ。4月だから、たくさん桜が咲いています。オオシマザクラ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ」
お父さんにくっついて歩く男の子は、首から
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