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2. 若者の科学リテラシーを鍛える場に

出島に集まる好学者② 修学旅行などで「殿町」来訪、コロナ禍前の5倍

島﨑 眞 (公財)川崎市産業振興財団 iCONM コミュニケーションマネージャー

暮らしに役立つ科学技術のために

 特に工学は人々の暮らしをさらに良くする学問であるという性格上、市民の声は研究の方向性を決める重要な羅針盤となる。しかし、市民の関心が薄ければ声を集めることはできない。選挙と同じである。また、試作品が出来た時には、それを評価して頂かなくてはならない。つまり、そのような一般社会での実証研究が不十分のままでは、暮らしに役立つ科学技術の発展はないと言える。

 同様に、医療においても、日本の「おまかせ文化」は問題視される。確定診断が出て、医師が治療方針を説明しても多くの患者は、「先生にすべてお任せしますので、よろしくお願いします」とすぐに言う。自分の病気のことなのだから、しっかりと勉強して、それがどんな治療で、どんな副作用が想定されるかということは知っておくべきであり、分からないところは分かるまで主治医に尋ねることが最良の医療に出会う秘訣(ひけつ)である。

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 残念ながら、

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筆者

島﨑 眞

島﨑 眞(シマザキ・マコト) (公財)川崎市産業振興財団 iCONM コミュニケーションマネージャー

東京薬科大学大学院薬学研究科博士前期課程修了。同学助手を務めながら博士号を取得。その後、専任講師に昇格。スクリップス研究所(米カリフォルニア州)で2年間博士研究員。バイエル薬品中央研究所医薬品化学Ⅲディレクター。同社広報部長。アストラゼネカ広報統括部長。テバ製薬広報本部長。大塚製薬医薬品事業部執行役員を経て、2019年よりiCONMに勤務。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです