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「平和利用」の看板を掲げて華々しく登場した日本の原子力は、海外でのチェルノブイリ原発事故(1986年)、国内での「もんじゅ」ナトリウム漏れ事故(95年)、JCO臨界事故(99年)などを経て厳しい目にさらされるようになった。だがここのところ、原発は温暖化抑制に役立つとして「原子力ルネサンス」の旗を振る動きが出てきた。世界全体を見渡したとき、ルネサンスは本物なのだろうか。※写真は、スウェーデン・オスカーシャム市の地下にある「エスポ岩盤研究所」。原子力の究極の難題は原発の使用済み核燃料をどうするか。地層処分をめざすスウェーデンでは地底でも研究が進む=2010年9月、西川迅撮影 |
2011年01月12日