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日本の捕鯨が漂流している。反捕鯨団体シー・シェパードの妨害活動が高まるなか、今季の南極海調査捕鯨が、予定を早めて打ち切られたのだ。水産資源をどう保ち、どう使うのか。海の野生動物とその生態系をどう守るのか。民族の食文化をどう考えるのか。こじれた捕鯨問題の糸を解きほぐすには、さまざまな視点からの考察、議論が欠かせない。クジラという難題と向き合うときに見落とせない論点を探ってみた。※写真は、船内に侵入したシー・シェパードのメンバーを乗せ、日本に戻ってきた調査捕鯨船第2昭南丸=2010年3月、東京湾で本社ヘリから戸村登撮影 |
2011年03月03日