落語 の検索結果

【２】渋谷で浪曲映画にシビれた

名作15本と実演で「情念の美学」

　6月22日から26日まで5日間、東京・渋谷のユーロライブ・ユーロスペースにて、「浪曲映画－情念の美学」という特集が開催されました。　昭和3 … ［続きを読む］

前座から二ツ目へ。恍惚と不安に揺れる落語家たち

トーキョー落語かいわい【3】不自由から自由の身へ。ネタを仕込んで精進あるのみ

　落語家が最もうれしい時。それは意外にも真打ちよりも、前座修業を終えて「二ツ目」への昇進だといいます。晴れて一人前として認められたあかしだか … ［続きを読む］

現実から物語へ、物語から現実へ

フィクションの強さを知る10冊

　ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』はファンタジーの名作で、私（妻鹿）に物語に入り込むおもしろさを教えてくれた本である。それと同時に、世 … ［続きを読む］

ヅカナビ　『GOD OF STARSｰ食聖ｰ』

時代が生んだ個性派トップスター・紅ゆずるを送る

 　ついに東京公演も開幕してしまった……星組トップコンビ、紅ゆずる・綺咲愛里の卒業公演『GOD OF … ［続きを読む］

江戸時代の日本は「小さな国」ではなかった

平和で平等なその後の日本の原形をつくった江代時代を再評価する

江戸は世界第2位の都市だった　司馬遼太郎の名著「坂の上の雲」は次の一文から始めている。　「まことに小さな国が、開化期を迎えようとしている」　 … ［続きを読む］

井上ひさし『吉里吉里人』は現代を映している

同姓同名の研究家が、東北の「独立国」を読み直すと

【少々長い前口上】　ノーベル平和賞、障害のある国会議員、そしてワールドカップ。三題噺ではないけれど、この秋のニュースのキーワードを並べると、 … ［続きを読む］

「不自由展」とNHKかんぽ問題

通底するメディアの責任と覚悟

　名古屋市・栄のバスターミナルを上ると二つの巨大な建物がそそりたつ。「表現の不自由展・その後」の会場となった愛知芸術文化センターと地下4階地 … ［続きを読む］

『いだてん』田畑、五輪への道と挫折

朝日新聞を辞めて、衆院選に出馬。聖火リレーユーラシア横断に挑む

　NHK大河ドラマ『いだてん』の主人公、田畑政治をめぐって、彼の新聞記者時代と、その時期の朝日新聞社のあれこれが、ドラマではどう描かれたか／ … ［続きを読む］

【ヅカナビ】音楽奇譚『龍の宮物語』

想像の翼広がる、バウホール公演ならではの佳作

　音楽奇譚の「奇譚」とは「不思議な話」の意味である。夜叉ヶ池伝説や「浦島太郎」を題材として織り成されたこの作品において、「正しい解釈」を求め … ［続きを読む］

『いだてん』は五輪に負けた　開催契約解除への道

オリンピックは「やり方」ではなく、「やること」が間違っている

大河ドラマの王道を行った『いだてん』　『いだてん』が終了した、王道の大河ドラマとして。複雑なストーリー構成、そこかしこに張り巡らされていた伏 … ［続きを読む］

ヨーロッパで浪曲、「アウェイ」に身を置いて

フシ付き語り芸の世界大会に参加、欧州で「中国」を体感

　新年最初の「旅日記」です。今年も浪曲旅芸人のォ、はじまりはじまりィィィ～！　……と言いつつ、昨年の旅の話、です … ［続きを読む］

1冊の「危険な読書」が人生と世界を変える

本の迷宮に誘われたような愉悦感　2019年の統計がまだ発表されていないので不明だが、出版物の2018年の売り上げは最盛時1996年の約2兆6 … ［続きを読む］

講談師、神田松之丞。希代の悪漢を語った5夜

真打ち昇進、大名跡襲名を前に臨んだ「連続読み」の魅力【上】

講談に光を集める風雲児　「いま最もチケットがとれない……」「風雲児」は、勢い盛んなパフォーマーに冠される決まり文 … ［続きを読む］

講談師、神田松之丞が示した「連続読み」の力

希代の悪漢「畔倉重四郎」に5夜向き合って見えたこと【下】

　真打ち昇進と大名跡の神田伯山（はくざん）襲名を控えた講談師、神田松之丞。彼が松之丞の名で最後の「連続読み」に臨んだ「畔倉重四郎」のレポート … ［続きを読む］

「きもの」には、美と知恵と工夫が詰まってる

白い反物を好みの色に、あつらえる喜び、古着にも掘り出し物が

　と、に、か、く！　凄かったんですよ。いやあ、その場におられなかった方々にこんなこと申し上げても伝わらないんですが、言わずにおられない。　昨 … ［続きを読む］

「利他」を考える～東工大「未来の人類研究センター」の挑戦（上）

2020年2月1日、東京工業大学に「未来の人類研究センター」が立ち上がった。自己責任論が蔓延する現代の社会において、この新しい研究センターは … ［続きを読む］

「利他」を考える～東工大「未来の人類研究センター」の挑戦（下）

東京工業大学に発足した「未来の人類研究センター」。自己責任論が蔓延する現代の社会において、この新しい研究センターは世界にどんなことを投げかけ … ［続きを読む］

日本の「語り芸」、なんて多彩で、豊か！

コロナ禍で浪曲の仕事はゼロ、それなら記録のまとめに集中だぁ！

今月はついに、お仕事ゼロ。できた時間で大仕事を　皆様、いかがお過ごしですか。　未曾有の状況を生きていますね。　予想だにしなかった。　そしてこ … ［続きを読む］

新型コロナに負けない。10日連続ライブ配信に挑む落語家・春風亭一之輔

トーキョー落語かいわい【4】寄席も落語会も中止。「巣ごもり」のファンに笑いを

　コロナ禍のいま、ユーチューブやツイッターの動画で、独自の発信を始めた落語家が増えてきました。　寄席や演芸場は休業。落語会も軒並み中止。上が … ［続きを読む］

噺家・笑福亭銀瓶が語る演劇（上）

舞台『焼肉ドラゴン』への出演で気づいたこととは？

【プロローグ～今を生きるしかない～】　まさに『一寸先は闇』とは、よく言ったものである。この度の『コロナウイルスによる影響』が、これほどのもの … ［続きを読む］

噺家・笑福亭銀瓶が語る演劇（下）

舞台は『新しい扉を開けるきっかけ』を与えてくれた

噺家・笑福亭銀瓶が語る演劇（上）【第4幕～演劇と落語の違い～】　今から述べることは、あくまでも、私の考え、感じ方なので、これを読んだ噺家によ … ［続きを読む］

結成2年半、女性落語家グループ「落語ガールズ」の団結のパワー

トーキョー落語かいわい【5】定期公演50回以上、継続は力でファンも広がり

　寄席や落語会で女性落語家の姿が増えてきました。真打ちが何人もいるし、活躍が目立つようにもなってきています。女性落語家の高座の、男性とはまた … ［続きを読む］

つかこうへいのこと、もう少し語ってみよう

『正伝』のその後を考える、プロローグ（下）

　演劇界で「つか以前／つか以後」といわれるほど、大きな衝撃を与えた劇作家・演出家つかこうへい。その創作に伴走し、長編評伝『つかこうへい正伝　 … ［続きを読む］

【11】「落語型4コママンガ」はなぜ減ったのか

一つのプロットから複数の作品が生まれる利点はあるが大きなリスクも

落語型は絶滅危惧種　今回は、落語型4コママンガの話をします。　落語とは、落語家さんが「えー、まいどバカバカしいお話しを…」とや … ［続きを読む］

TOKIO・長瀬智也、その“愛すべき不良”としての魅力

ジャニーズJr.時代からメジャーデビューまで　2020年7月22日、TOKIOの長瀬智也が来年2021年3月いっぱいをもってジャニーズ事務所 … ［続きを読む］

コロナ禍の劇場で三谷幸喜は銅鑼を鳴らす

『大地』と『ショーガール』が語る「舞台の力」

慎重な足取りで、劇場が再び開く　コロナ禍で扉を閉ざしていた劇場が少しずつ動き出した。出演者らの体調不良で急きょ公演が中止されるケースが相次ぐ … ［続きを読む］

コロナに仕事を奪われて、配信で浪曲やってみる？

ライブ配信奮闘記（上）

ネットで講談、落語……完全に客、だった　5月から、YouTubeで浪曲の配信を始めています。　おかげ様で、いろん … ［続きを読む］

ピンチ乗り越え、浪曲の灯を高く、遠くへ

ライブ配信奮闘記（下）

　新型コロナのために実演の場を失い、鬱々としていた奈々福さん。浪曲特有の声の波動や圧を伝えるのが難しいと、「配信」には乗り気でなかったが、以 … ［続きを読む］

老舗三味線メーカー廃業の危機、音楽界への衝撃

コロナ禍の苦境、逆回転させる発想を

　新型コロナウイルス感染症の広がりで、多くの芸能分野が苦境にある。邦楽も例外ではないが、とりわけ三味線音楽界に極めて深刻な出来事が起きている … ［続きを読む］

山本芳樹がソロミュージカルを主演・演出／下

登場人物10数人、20曲以上の歌と語りで夭折した画家の生涯を描く『ロートレック』

山本芳樹がソロミュージカルを主演・演出／上『ロートレック』稽古場レポート　山本芳樹主演・演出。稽古場にいるのは山本芳樹ただ一人だ。　「本当に … ［続きを読む］