民放 の検索結果

固定観念排し「水曜どうでしょう」は成功[18]

独自番組で利益うむ地方局の理想モデル、DVDは450万本売れ総額は180億円に

　ローカル局の番組といえば地方密着なので、地元色を打ち出す。しかも、予算が潤沢といえないので、派手な企画は敬遠する。　こうした既成概念を消し … ［続きを読む］

［112］ゴーン逮捕？　一体何が？

11月13日(火)　狭い機内で一睡もせずに、ひたすら本を読んでいた。辺見庸の『月』読了。僕はてっきり大江健三郎の『政治少年死す――セブンティ … ［続きを読む］

他局が目を向けない競技を開拓したテレ東[17]

世界卓球、海外サッカー、ローラーゲーム、女子プロレス……先駆者の挫折と成果

　2018年10月25日午後6時55分からテレビ東京で、新しく発足した卓球の新リーグ「Tリーグ」の女子開幕戦が中継された。ゴールデンタイムで … ［続きを読む］

車窓や街、職人技に焦点をあてる[16]

「世界の車窓から」「出没！アド街ック天国」「二代目　和風総本家」の手法とこだわり

　チェロの演奏に乗って番組タイトル「世界の車窓から」と地図が流れるオープニングが15秒。そして、車窓から見える景色、列車の乗客の様子、ときに … ［続きを読む］

危機感の伝達に課題も

継続的な報道が減災に寄与

　「晴れの国『岡山』」の放送局が直面した豪雨災害。これまで災害応援に行くことはあっても、災害応援を受けるのは初めてのこと。災害の少ない岡山県 … ［続きを読む］

ポケモンで始まったテレ東アニメ戦略[15]

「遊戯王」「NARUTO」世界に進出し2次利用で大きな利益、動画配信でも成長

　テレビ東京の報道局記者だった岩田圭介（63）は1992年ごろ、日本テレビのアニメ「アンパンマン」が放送収入よりもビデオやキャラクター商品の … ［続きを読む］

前例ない面白さ求めた「イッテQ」の登山[14]

既存の企画と出演者に頼らない　無名のイモトアヤコを起用した勇気

　1988年5月5日、世界最高峰のチョモランマ（エベレスト）からの初の生中継を成功させたのは日本テレビだった。登頂した日本・ネパール・中国3 … ［続きを読む］

そして安田純平さんは謝った

誰に対し何を謝ったのか。それはこの国で生きていくための、やむを得ない護身策だった

 この国で生きていくための、やむを得ない護身策　ああ、こうした場面を私たち日本人は何度も何度も見てきたのだ――。そんな奇妙な既視感 … ［続きを読む］

TBSに勢いを与えたドラマ「JIN」[13]

オウムビデオ問題での打撃から復元させた「日曜劇場」の伝統の力

　「報道機関が存立できる最大のベースは信頼性、とくに視聴者との信頼性だ。その意味で、TBSは今夜、きょう、死んだに等しいと思う」。1996年 … ［続きを読む］

最近まで採用部長だった記者が明かす就活最前線

企業も就活生も「選ばれる」時代へ。対等なルールが欠かせない

 就活生とイーブンな関係を目指して　冒頭から私事で恐縮ですが、10月10日付で人事部採用担当部長から古巣の編集局へ異動しました。新 … ［続きを読む］

視聴率を狙わないWOWOWドラマの力[12]

スポンサーの制約なく選べるテーマ、骨太の社会派連ドラ「空飛ぶタイヤ」「しんがり」

視聴率「買収」に走った日テレプロデューサー　2003年10月24日、日本テレビのプロデューサーによる「視聴率買収」問題が明らかになった。興信 … ［続きを読む］

少数意見と真実発掘のドキュメンタリー[11]

逆風の光市母子殺害事件弁護団を追った東海テレビ、足利事件冤罪を証明した日本テレビ

　東海テレビ報道局専門局次長だった阿武野勝彦（59）＝現・報道局専門局長＝は2008年4月、社長の浅野碩也（72）＝現・相談役＝と社長室で向 … ［続きを読む］

［107］菅官房長官への怒声を消したあなたへ

10月9日(火)　朝の便で沖縄へ。ずいぶん以前からお約束していた地元紙・琉球新報のフォーラムでの講演だ。まさか当時はこのようなタイミングでの … ［続きを読む］

改憲派が高視聴率帯を独占か ＣＭルール野放し

民放連が憲法改正国民投票のCMルールを自主規制しない理由は？

民放連「CM自主規制せず」　憲法改正を問う国民投票でのテレビCMについて、日本民間放送連盟（民放連）が10月12日、改正案への賛成・反対両派 … ［続きを読む］

取材して取材して、そしてヒント

ドキュメンタリーで歴史を検証

　あるプロデューサーは、番組の制作が行き詰まってくると、こんな言葉を掛けてくれます。「せっかくディレクターという、みんなが憧れ、やってみたい … ［続きを読む］

消えた政治討論「サンプロ」「時事放談」[10]

3人の首相退陣のきっかけをつくった田原総一朗の追及、安倍1強で失われた党内の論争

　生放送の政治討論から数多くのニュースを発信してきたテレビ朝日の日曜朝の看板番組「サンデープロジェクト」が打ち切られたのは2010年3月だっ … ［続きを読む］

経済ニュース番組を切り開いた「WBS」[9]

ニュース帯番組不毛だったテレビ東京が30年前に決断した選択

　いまも続くテレビ東京の経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト（WBS）」は1988年2月25日、4月からのスタートが発表された。社長 … ［続きを読む］

報道を黒字にした「ニュースステーション」[8]

テレビ朝日が夜10時台に画期的編成、目線を下げ予定調和を崩して集めた視聴者の支持

　1980年代前半、民放がプライムタイムに編成したのは、ドラマやバラエティー、歌番組、クイズ、プロ野球、プロレスといった内容だった。民放とし … ［続きを読む］

「探偵！ナイトスクープ」の三つの発明[7]

依頼者と芸人、制作者が楽しみつつ解決、ナレーションはなし、テロップでわかりやすく

　関東でフジテレビが若者から深夜番組で支持を得たころ、関西では幅広い世代から人気を集める深夜のバラエティー番組が誕生していた。朝日放送が19 … ［続きを読む］

「カネの威力で9条改憲」も許すのか？

CM規制なき国民投票は民意を歪める

　もしも現行の国民投票法を手直しせずに憲法改正が国会によって発議され、9条改憲などの賛否を問う国民投票が行われるとしたら――。政党交付金や企 … ［続きを読む］

若者を熱狂させたフジの深夜番組が消えた訳[6]

若手編成部員にすべて委ねられた解放区から生まれた「カノッサの屈辱」などの新機軸

　激しい販売競争が繰り広げられた「ビール戦争」を、歴史ものとして描くとどうなるか。　タイトルは「幕末ビール維新」（AD1950~1990）。 … ［続きを読む］

虐待の悲劇を見すえた「Mother」[5]

変わる家族を描いたドラマ　「逃げ恥」は多様な人生の選択を肯定

　家族の幻想を打ち砕いた平成時代のドラマとして指をまず屈するのは、日本テレビで2010年4月から放送された「Mother」だ。母親（尾野真千 … ［続きを読む］

「北の国から」が続いた秘訣と終わった理由[4]

社運をかけた制作、半年の放送予定が大幅な赤字を乗り越えて継続された

　「もう二度と富良野に来ることはないよな」　フジテレビのドラマ「北の国から」を撮り終えたロケ地を後にするバスの中で、演出の杉田成道（74）＝ … ［続きを読む］

被災外国人たちの大阪北部地震（後編）

普段からマイノリティの人たちを包摂するコミュニティをつくる努力が必要だ

　2018年6月18日朝に大阪北部を襲った震度6弱の地震。「被災外国人たちの大阪北部地震（前編）」では、発災直後から最も避難者の多かった箕面 … ［続きを読む］

フジテレビ「月9」という神話[3]

亀山千広氏が踏襲し成功させたトレンディードラマの終焉と現在地

　「東京ラブストーリー」や「101回目のプロポーズ」の大ヒットで、月曜の夜9時からフジテレビで放送されるドラマは「月9」という名前が定着して … ［続きを読む］

時代と共振したフジ・大多亮氏の7年間[2]

「東京ラブストーリー」のヒットと「プロデューサーの時代」の功罪

　フジテレビの大多亮（59）が1988年、トレンディードラマの先駆けとなる「君の瞳をタイホする！」のプロデューサーを務めたのは29歳のときだ … ［続きを読む］

大塚家具、対立軸は「母娘」か

ひたすら籠城する娘はマクベス、娘に領地を譲って裏切られた父はリア王

身売り交渉を難航させる「プライド」　大塚家具の経営が急速に悪化し、自主再建がおぼつかなくなってきた。経営権を人手に渡す「身売り」交渉を進めて … ［続きを読む］

日本のメディアは大丈夫か

政府から独立した日本版FCCの創出を急げ

 報道の自由度国際ランク11位から72位へ急落の意味　長らくメディアにかかわってきた者として、日本のメディアは大丈夫か、という思い … ［続きを読む］

トレンディードラマはなぜ誕生したか[1]

持たざる局・フジテレビの窮余の策がヒット、純愛路線への転換も奏功

　来年4月末で「平成」が終わる。バブル最盛期の1989年に始まり、格差社会が定着した2019年に幕を閉じる。インターネットの隆盛でテレビの地 … ［続きを読む］

首相がリードした放送事業改革

報道機関への「牽制」「峻別」は続くか

　安倍晋三首相の「放送改革」とは何だったのだろう。　2018年に入って、安倍首相が積極的に口にするようになった政策事項の一つが、放送改革であ … ［続きを読む］