アカデミー の検索結果

50年たって公開：朝永振一郎のノーベル賞への道

選考委員の１人が米国で開かれた国際シンポで秘話を披露

　ノーベル賞選考にかかわる文書は、授賞から50年以上経過したら「歴史研究を目的とする申請者」に公開できることになっている。1974年から実施 … ［続きを読む］

ミュージカル『メリー・ポピンズ』制作発表会見

10カ国以上の国で上演されてきた名作が日本初上陸！

　ミュージカル『メリー・ポピンズ』が日本初上陸する。P.L.トラヴァースの小説を基に、ウォルト・ディズニーによって製作され、アカデミー賞５部 … ［続きを読む］

［書評］『井筒俊彦の学問遍路』

井筒豊子著　澤井義次解説

妻が語る井筒俊彦の知られざる素顔　　　冒頭に掲げられた井筒俊彦と夫人である豊子の写真は、穏やかに齢を重ねた夫婦を撮った平凡な1枚のように見え … ［続きを読む］

来日したアル・ゴア氏に聞く「気候変動との戦い」

トランプ大統領とは関係無しに、米国という国家自身がパリ協定を進めていく

　地球温暖化対策への貢献で２００７年にノーベル平和賞を受賞した元米副大統領のアル・ゴア氏が来日し、朝日新聞などのインタビューに応じた。　アル … ［続きを読む］

京都議定書からパリ協定へ——アル・ゴアの20年

ドキュメンタリー映画「不都合な真実２」が映す未来への希望

「ヒーロー企業にならないか？」　国連の気候変動交渉COP21が開催されているパリから、アル・ゴア元米副大統領が電話をかけ、アメリカの太陽光発 … ［続きを読む］

LGBTへの偏見を生みだす構造を知り

勇気を持って一つ一つ声を上げ続ける

　「同性を好きになる」ということを自分の中で肯定的にとらえられるようになるまでに、私の場合は12年の歳月とフランス留学という大きな転機が必要 … ［続きを読む］

アメリカの話題作、ＶＲ…ベネチア映画祭の冒険

カンヌ一極集中に対する老舗映画祭の新しい方向

　1932年に始まった世界最古の映画祭であるベネチア国際映画祭は、今年は大胆な賭けに出たように見える。再任後、今年で6年目となるディレクター … ［続きを読む］

『父を探して』アレ・アブレウ監督インタビュー

父なき祖国ラテンアメリカをめぐる少年の旅

　2013年にブラジルで制作されたアレ・アブレウ監督による長編アニメーション映画『父を探して(原題/O Menino e o Mundo、英 … ［続きを読む］

低線量放射線の健康影響に関する迷信

不十分だった専門家の説明、刷り込み続けられる遺伝的影響への恐怖

　筆者は、現役時代、医療機関や研究機関で長らく放射線防護に携わり、福島第一原子力発電所の事故を機会に、被災地の方々に何度も放射線の健康影響に … ［続きを読む］

サニブラウンが世界陸上で見せた可能性

日本の男子短距離史上初の3人準決勝進出、国際舞台での決勝進出と9秒台への現在地

　朝晩の気温差が激しく、雨が降りしきる大会6日目（ロンドン9日＝日本時間10日早朝）200メートル準決勝に出場したサニブラウン・ハキ―ム（1 … ［続きを読む］

片渕監督講義『この世界の片隅に』暮らしと戦争1

「昭和１８年秋まで女性はスカートを履いていた」

　昨年(2016年)最も高い評価を獲得し、あらゆる賞を総ナメにしたアニメーション映画の金字塔『この世界の片隅に』。11月12日の小規模公開か … ［続きを読む］

予想を裏切る感動大作「ハクソー・リッジ」

戦勝国側が描いた映画から伝わる「戦争に勝者はない」

　映画「ハクソー・リッジ」がヒットしている。2017年アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞の3部門で候補、編集賞、録音賞の2部門で受賞し … ［続きを読む］

［36］前川喜平氏、ドン・キホーテの矜持　

5月30日(火)　局で定例会議。この数年で、形式的な上意下達の寄り合いに成り果てたように思ったので、なぜこの場でもっと意見を出し合わないのか … ［続きを読む］

経済の疲弊が進行しても側近支配を変えないロシア

プーチン氏による「国家資本主義」経済の現実

　ロシアのプーチン大統領が旧ソ連の保安・情報機関である国家保安委員会(KGB)の要員だったことは周知の事実である。そのプーチン氏が、1980 … ［続きを読む］

「もう一つの事実」と戦うためのいくつかの方法

ゆがんだ言論空間が常態化すると、「事実を直視して物事を考えることができなくなる」

　5月18日～20日、ドイツ・ハンブルクで国際新聞編集者協会(IPI、本部ウィーン)の世界大会が開催され、120カ国からやってきた約300人 … ［続きを読む］

［33］今という時代は１９４０年前後に似ている

『セールスマン』のスリリングなこと！5月9日(火)　局で定例会議。森友事件のことがとても気になっているのだが、スタッフの関心はあまり高くない … ［続きを読む］

［3］一緒に関わる人を増やしていくことが大事だ

目の前の問題を誰かのせいにせず、踏み出せる人がいたら自分から行動を起こそう

この連載は、2017年3月19日に東京・渋谷のLOFT9で行われた、最低賃金の引き上げなどを求めるグループ「エキタス」（AEQUITAS）が … ［続きを読む］

［30］『ニッポン国ＶＳ泉南石綿村』は傑作だ

4月18日(火)　局で定例会議のあと、米国ビザの申請手続き。これがやたらと大変だった。オンラインでの申請書作りの段階から何度も何度もやり直し … ［続きを読む］

自由で許容力のある街めざすLGBT支援策（下）

映画やテレビドラマにゲイのカップルが自然に組み込まれてきたという変化

　ここ最近、日本での性的マイノリティたちの描かれ方に変化があるという。　昨年公開の東宝映画『怒り』、日本テレビドラマ『地味にスゴイ！　校閲ガ … ［続きを読む］

［2］誰かを助ければ自分も助かることになる

現場の支援を通して見えてきたものを、社会を変えることにつないでいく

　この連載は、2017年3月19日に東京・渋谷のLOFT9で行われた、最低賃金の引き上げなどを求めるグループ「エキタス」（AEQUITAS） … ［続きを読む］

『ムーンライト』で思った「深刻さ」の流行

アカデミー賞やカンヌ映画祭でも……深刻さが評価されるのはなぜ？

　どうも最近の海外の映画賞では、アカデミー賞からカンヌやベネチアなどの国際映画祭まで、「深刻さ」が流行っているようだ。そんなことを思ったのは … ［続きを読む］

[1]五輪やサッカーＷ杯並み？　カンヌの凄さ

「パルムドール　誰も知らない」　毎年5月に、南仏の避暑地で開催される華やかな映画の祭典。歴史も権威もあり、レッドカーペットをドレスアップした … ［続きを読む］

JOCが取り組む国際人材養成セミナーが大盛況

メダルだけでも、施設だけでもなく、2020年東京で人材というレガシーも生むか

　金曜の夜は、誰もが１週間を無事に終えた解放感に包まれ、休日に向け楽しみを募らせる時間帯だろう。しかし彼らは、日本スポーツ強化の総本山ともい … ［続きを読む］

日本人男性の活躍が目立ったローザンヌ国際バレエ

男性ダンサーの活躍が増えるなか、日本のお稽古ごと文化も変化する？

　今年も1月の終わりからスイスのローザンヌで、若手バレエダンサーの登竜門「ローザンヌ国際バレエコンクール」が行われた。2月4日の決勝には20 … ［続きを読む］

「遺伝しうるゲノム編集」を容認

米国科学アカデミー、「能力強化」は議論継続

　2月14日、米国の有力な科学者団体「米国科学アカデミー」は、次世代にも「遺伝しうる」ゲノム編集を、条件付きで認める報告書をまとめた。遺伝病 … ［続きを読む］

受精卵のゲノム編集に黄色信号

着床前診断と遺伝子改変の関係を米科学アカデミーはどうみているか

　有力な科学者たちがつくる米科学アカデミー（ＮＡＳ）が、「ゲノム編集」の医学的利用について報告書を2月14日に発表した。報告書は、精子や卵子 … ［続きを読む］

［5］１９７０大阪万博――理念の舞台裏

「基本理念」の作成 　人々を惹きつけた「世界」と「未来」は、ではどのように準備され、構築されたのだろうか。テーマ決定と開催申請を超 … ［続きを読む］

[4]ノーベルに「ノーベル賞」を出せるか？

　私は、ノーベル賞選考委員会に聞きたいことがある。それは、同委員会は、過去のこととはいえ「マンハッタン計画」による原爆開発にノーベル賞を出せ … ［続きを読む］

「もんじゅ廃炉」にみる原子力政策の矛盾

原型炉に失敗したのに、なぜ実証炉ができるのか

　12月21日、政府の「原子力関係閣僚会議」は、「高速炉開発の方針」、並びに「『もんじゅ』の取り扱いに関する政府方針」を発表し、もんじゅは廃 … ［続きを読む］

［1］『君の名は。』大ヒットを演出から考える

寸断された点描の集積

　新海誠監督作品『君の名は。』の大ヒットが続いている。 　12月5日までの102日間で累計興行収入200億618万8400円、動員は1539 … ［続きを読む］