国民の代表 の検索結果

ポツダム会談に冷戦の予兆　欧州秩序の再構築めぐり揺れた戦勝国

【11】ナショナリズム　ドイツとは何か／ベルリン②　現代史凝縮の地

　ドイツのナショナリズムを探る旅でベルリンに入り、取材の2日目。近郊のポツダムを2月14日午前に訪れた。ドイツと、そして日本の戦後に甚大な影 … ［続きを読む］

自民党内、いまだに静かです！／石破茂にとことん聞いた（中）

　大きく支持率を下げながらも迷走を続ける安倍政権に対して、自民党内からは反発の声が強まっているとは言えない。かつての自民党には見られなかった … ［続きを読む］

検察への監視と民主的統制のあり方　橋下徹氏と吉村知事への反論

検事長定年延長・検察庁法改正の迷走劇を元東京地検特捜部長が斬る④

　黒川弘務・東京高検検事長（当時）の定年を無理やり延長した上、検察幹部の人事に政治の意向を反映しやすくする検察庁法改定を図るなど、安倍政権が … ［続きを読む］

「#国民投票法改正案に抗議します」拡散を機に改憲手続きをとことん考えた

「権力による、権力のための改憲」を招く、その構造とは

　憲法改正の手続きをさだめる国民投票法の改正案に対して、ツイッター上で「#国民投票法改正案に抗議します」というハッシュタグが急速に拡散し、一 … ［続きを読む］

お粗末な総理のステイホーム動画と「スピーク・フォー・ジャパン」演説を問う

危機こそ試される政治家の「言葉の力」

　「危機」こそ政治家の力が試される。その源泉は〝言葉〟である。　特に今回の新型コロナウイルスのように、未知なる危機と対峙しなければならない時 … ［続きを読む］

学校給食で余剰農産物を処理するな！～「高級和牛を給食に」が映し出すもの

国民全体の利益から農業政策を考えようとしない「オール与党」の国会

　前回の記事『「和牛商品券」という愚策が提案されてしまった理由』で、最近特に農政が劣化した理由として、官邸の権限の強化、その裏側として財務省 … ［続きを読む］

緊急事態における民主主義の守り方

法的要件はすでに充足されている。「発令しない」という判断は許されない

　4月1日、日本医師会の横倉義武会長は、「医療が危機的状況にある」と宣言した。4月3日、日本看護協会の福井トシ子会長も会見を行い、医療崩壊に … ［続きを読む］

「打倒　芦部憲法学」弟子の長谷部恭男早大教授が語る

美濃部達吉「憲法講話」の出版から100年余。これは戦後憲法学への挑戦の書だ

「健全な立憲思想」の普及を目指して、憲法学者の美濃部達吉が一般の人々に向けて体系的に憲法を論じた「憲法講話」が出版されたのは1912（明治4 … ［続きを読む］

大統領選が物語る本当に分断化されてしまった米国の現実

インタビューシリーズ・トランプ時代の日米②　古矢旬・北海道大名誉教授に聞く

　アメリカ大統領選の民主党候補選びが混迷している。候補が乱立する中、左派のバーニー・サンダース上院議員の勢いが注目されている。サンダース氏は … ［続きを読む］

新聞社説から見える「分断」が進んだ令和元年

即位礼、安倍最長政権、女川原発再稼働巡り二分する主張。2020年に求められるのは

　2019年が暮れようとしている。今年の特大ニュースの一つは「平成」から「令和」へと時代が移り、新たな天皇陛下が5月1日に即位されたことだろ … ［続きを読む］

国民投票にかけるべきは「集団的自衛権」である

憲法改正よりも喫緊の課題がある

　10月4日に臨時国会が召集された。夏の参議院議員選挙で、与党は改憲発議に必要な3分の2の議席を得ることができなかったにもかかわらず、安倍首 … ［続きを読む］

安倍総理！皇位継承の議論をすぐ始めましょう・上

男系維持を貫徹して皇位継承問題を解決する方法は今や万策つきている

　参院選が終わった。私が所属する立憲民主党をはじめ、野党陣営は明確な争点と選択肢を示しきれず、安倍晋三政権に切り込んで権力をリバランスする（ … ［続きを読む］

戦争に沸いた「国民」 暴動の都心を作家と歩く

【7】ナショナリズム　日本とは何か／日比谷焼き打ち事件と「国民」①

　「国民」の代表である国会議員が、戦争で奪われた領土を取り戻すために「戦争しないと」と語る。しかも、戦争でその領土から追われた「国民」に対し … ［続きを読む］

［136］奉祝・慶賀の日々に、僕は…

4月30日(火)　朝、ゴミ出しをしに外に出るとしとしとと雨が降っている。朝日新聞をみて、なるほどこのところの朝日はちょっとばかし奮っているな … ［続きを読む］

平成の「負のレガシー」をどう乗り越えるか 　

令和新時代の幕開けに考える

　令和新時代がスタートした。平成天皇の退位から令和天皇の即位に至る代替わりの行事をメディアが伝え、平成天皇が果たしてきた象徴としての天皇の役 … ［続きを読む］

安倍首相と明仁上皇（上）

明仁上皇の思いは、安倍政権にはなく、沖縄とともにあった

明仁上皇と安倍首相の軋み　右翼団体「一水会」が安倍首相に対して怒りを表明している。「一水会」の公式ツイッターからその言葉をまず引用しよう。安 … ［続きを読む］

今こそ考えたい「国民投票」のこと

憲法改正に必要な国民投票。はたしてその意義は。世界のレファレンダムから見てみると

世界的に増えている国民投票　安倍晋三首相が憲法記念日に開かれた憲法改正を求める集会に寄せたビデオメッセージで、2020年に改正憲法を施行した … ［続きを読む］

記者は「国民の代表」の役割を果たしているのか

溶解する権力と報道の境界、「令和」時代に「平成」の轍を踏むな

　新しい元号「令和」が発表された。まもなく「平成」が終わるが、近年の新聞や放送といった既存マスメディアが権力と癒着するかのような報道に、危機 … ［続きを読む］

国民と自由、 優等生とキャラ立ちの握手の意義

選挙の季節を前に依然として勢いがでない野党陣営。立憲民主に期待されることは？

性格が違う二つの統一会派結成　先月下旬、国民民主党（玉木雄一郎代表）と自由党（小沢一郎代表）が統一会派を組み、これに呼応して立憲民主党（枝野 … ［続きを読む］

眞子さまへの１億円より杉田水脈氏への報酬が…

「究極のイメージ産業」皇室に税金を使う重大さはわかるけど

　皇室は、究極のイメージ産業。　そう表現していたのは、元朝日新聞記者の岩井克己氏だ。1986年に皇室担当記者になり、2005年に「紀宮さま、 … ［続きを読む］

参院選挙制度改革の納得しにくい理由

気鋭の選挙プランナーが読み解く自民党の「党利党略」による参院議席6増のおかしさ

いっそう複雑になった参院の選挙制度　7月11日の参院本会議で参議院の議員定数を6増やし、比例区に特定枠を設ける自民党の公職選挙法改正案が、自 … ［続きを読む］

海賊版サイトへのアクセス遮断は是か非か

まず現行法で可能な法的措置を再精査し、自主的取り組みの推進を

　すでに広く報道されていることであるが、4月13日、政府の知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議（以下、単に「知財本部」）において、「インターネ … ［続きを読む］

３佐暴言問題、自衛官は「服従の誇り」に立ち返れ

嫌な奴だから罵る。言われたから言い返す。これではネトウヨやブサヨと変わらない

　自衛隊の日報問題に揺れる防衛省で、またもや幹部自衛官の見識が問われる不祥事である。朝鮮半島の非核化をめぐり世界は歴史的な激震の渦中にあると … ［続きを読む］

不透明で腑に落ちなかった改元の日程の理由

宮内庁、官邸とも主張の根拠が薄弱　大嘗祭の巨額の公費支出には疑問

　憲政史上初めての天皇の生前退位による皇位継承儀式の準備が本格化した。新天皇の即位と改元の日付も新元号も前もって決められ、現天皇陛下の退位儀 … ［続きを読む］

元防衛相が語る文民統制の神髄

国民の代表という自覚を持ち、自衛隊と信頼関係をつくって国民の安全を守る

防衛省・自衛隊を統制できない稲田大臣――北朝鮮のミサイル危機や中国の海洋進出など、日本の安全保障をめぐる状況が厳しさを増しています。安倍晋三 … ［続きを読む］

［1］トランプの日本観は８０年代から変わらない

　トランプイズムは伝統的な左翼、右翼の定義に収まりきらないところがある。これまでの発言をみれば、トランプが最近の選挙戦で述べた日米関係につい … ［続きを読む］

「近代」の終焉を念頭に、憲法のあり方を考えよ

地球規模の問題解決にとって、近代国家の主権が障害に

　拙書『日本国憲法の誕生』の改訂版を出したばかりである。あらためて従来の憲法制定過程を再検討してみて、われわれに当然と思われてきたことが、実 … ［続きを読む］

ポピュリズムと民主主義―オランダが問いかける

21世紀の民主主義は自らの「影」と上手に付き合う術を身につけなければならない

これが最終幕ではない　オランダ下院総選挙の結果が出た。「自国第一主義」を掲げて「オランダのトランプ」と呼ばれたウィルダース党首が率いる自由党 … ［続きを読む］

憲法改正論議をどのように行うのか

検討に値する、内閣による改憲案提出

モデルとしての天皇の生前退位論議　昨秋の臨時国会では、参議院では９カ月ぶりに、衆議院では１年５カ月ぶりに憲法審査会が開かれた。衆参で合計３回 … ［続きを読む］

参院議員定数に面積比例の要素を入れよ

純粋数学的に計算した各都道府県1人以上となる定数試案

　参院選での合区が問題になっている。今年の参院選で初めて「鳥取と島根」、「高知と徳島」が一つの選挙区（合区）となった。しかし、それでもなお「 … ［続きを読む］