産経新聞 の検索結果

選択的夫婦別姓反対派はなぜ「世論調査」を読み誤るのか

世論は法改正に向け着々と進む。非論理的主張にかいまみえる反対派の焦り

　「戸籍が（法改正の）障害になることはありえない 」　「世界の多くの国で選択的夫婦別姓が導入されているが、『夫婦別姓によって家族の絆が弱まっ … ［続きを読む］

「聞く力」岸田文雄首相の術中～「真空総理」小渕氏以来の流儀にメディアは……

旗幟鮮明で敵と味方を峻別する安倍流と真逆。「分かりにくさ」に絡め取られないために

　確かに、岸田文雄という政治家は分かりやすくはないだろう。筆者の取材体験でも、大体こんな感じである。　例えば与野党の政策評や人物評を尋ねても … ［続きを読む］

新聞はプラットフォームとの協業を　DXを進め「変革の制約」を広げよ

　本稿では、新聞ビジネスのデジタル対応について、筆者が提案している「デジタル化によるビジネスモデル変革の理論」の視点から考えることにしたい。 … ［続きを読む］

大阪クリニック放火事件で実名発表した大阪府警～匿名化の流れに変化か？

個人情報保護法で顕著になった匿名化だが……。実名発表と実名報道を考える

　事件・事故があった場合、警察や自治体は犠牲者らの実名を発表すべきなのか。近年のプライバシー意識の高まりで、匿名にされるケースが増えてきた。 … ［続きを読む］

政治闘争化した武蔵野市住民投票条例、長島昭久と自民党の先制パンチ

守られるべき外国人の人権は宙に浮く

　12月21日の武蔵野市議会本会議で、「住民投票条例」案が賛成11人反対14人で否決された。賛成は市長与党である立憲民主党、共産党などで、反 … ［続きを読む］

「単一民族神話」にしがみつき〈純ジャパ〉自画像を描き変えられない私たち

武蔵野市の住民投票条例騒動と真鍋淑郎さん報道、ウィシュマさん事件が露出させたもの

　見たくない自画像を何度も突きつけられた一年だった。　おのれが何者か自問するのは思春期の病のようなものだろうが、「自分たち」は何者か、と問い … ［続きを読む］

[60]入管庁はまだこんな使い古された手口を使うのか～「排除ありき」の政策押し通す印象操作

2022年は「モラル・パニック」の扇動に警戒を―人権がこれ以上侵害されぬように

　2021年の年末が近づいてきた。この年末年始も全国各地で生活困窮者支援団体による食料支援や医療・福祉相談会などの緊急支援活動が開催される予 … ［続きを読む］

武蔵野市の住民投票条例（案）の主眼は「外国人投票権」ではなく「実施必至型」にある（上）

松下玲子市長は、住民投票先進地を視察したらどうか

　武蔵野市の松下玲子市長が市議会に提案した住民投票条例（案）は、12月13日に総務委員会で可決されたものの、同月21日の本会議において反対多 … ［続きを読む］

難民申請中の送還停止の例外規定を封じた東京高裁判決～入管法改定案再提出は無理筋

入管法改定案に「送還停止効例外規定」が盛り込まれれば東京高裁判決に違反

　衆院選前の通常国会で廃案になった、外国人の収容や送還についてのルールを見直す出入国管理及び難民認定法改正案（入管法改定案）の国会への再提出 … ［続きを読む］

五輪を外交の場とするのは本末転倒だ～北京冬季五輪の外交ボイコット問題（下）

そもそも開会式の各国首脳招待をやめよ

北京冬五輪の外交ボイコット問題（上）より続く。　「五輪が国や政治体制、法律を根本的に変えることができると期待することは、全く誇張された期待で … ［続きを読む］

立憲民主党は本当に負けたのか？　菅直人、辻元清美の闘いにみる勝因と敗因

政権交代へ、「小選挙区の必勝法」を実行せよ

　立憲民主党の代表選挙が始まった。　党として、応援団としてどうしても欲しかった女性候補は西村智奈美。　政治の世界に「もし」という言葉はないが … ［続きを読む］

脱北者が北朝鮮政府を訴えた「日本初」の訴訟～「帰国事業」の実態と責任を問う裁判の歴史的意義

除斥期間、主権免除……原告に立ちはだかるいくつもの壁

日本の法廷で初めて、北朝鮮政府が被告に　10月14日、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）を被告とする裁判の口頭弁論が、東京地裁（五十嵐章裕裁判 … ［続きを読む］

パラリンピックの感動を行動に移そう!　そこに真のレガシーが築かれる

東京2020大会後に私たちがすべきこと

4人に1人が注目した東京パラリンピック2020　2021年8月24日から9月5日にかけて催された東京パラリンピック2020が閉幕した。　参加 … ［続きを読む］

福島原発「東日本壊滅」の危機に何を学ぶか

巨大リスクに向き合い脱原発の道を

　東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の大事故から10年あまり経ったが、当時の吉田昌郎所長（故人）が語った「東日本壊滅」の危機に関 … ［続きを読む］

五輪開催とコロナ対策の二兎を追った菅首相の失態とメディアの責任

歴史的な疫病下で開かれた東京五輪が日本に残した命の危機と政治不信と社会の分断

　新型コロナウイルスが猛威をふるうなか、東京五輪が閉幕した（7月23日～8月8日）。菅義偉首相は官僚や閣僚が五輪中止を求めているにもかかわら … ［続きを読む］

IOCも組織委もトンズラし、負の遺産が納税者にのしかかる～利権まみれの「公共事業」（下）

潤う五輪貴族と一部スポンサー、使途を検証できない無責任組織

「利権まみれの『公共事業』（上）」はこちら　2013年11月、トーマス・バッハ氏が国際オリンピック委員会（IOC）会長に就任して初来日した。 … ［続きを読む］

【5】推計から推計を足し引きする無理な計算法

犠牲者に対しても、研究の蓄積に対しても敬意を欠くラムザイヤー

　ここまでは、ラムザイヤーが「(b) 自警団は実際に何人の朝鮮人を殺したのか」を探るために様々な数字を史料の中から取り出す際に、史料の誤読や … ［続きを読む］

【1】歪められた「朝鮮人虐殺」の史実

先行研究無視や学術的な不備が指摘されるラムザイヤー論文

　ハーバード大学ロースクールのジョン・マーク・ラムザイヤー教授をご存じだろうか。法律分野に属する事象に経済学的にアプローチする「法と経済学」 … ［続きを読む］

東京五輪スポンサー朝日新聞社の不都合な真実

大切なのは「編集権の独立」よりも「取材源からの独立性」だ

　『五輪観客、開会式は2万人検討　スポンサーらの削減困難』。東京五輪開幕まで約1カ月に迫った6月20日、朝日新聞の五輪担当記者が執筆した、こ … ［続きを読む］

コロナ禍での東京五輪という「戦場」に国民を駆り立てる政府

宮内庁長官の「拝察」と尾身会長の「普通ではない」発言から浮かぶ権力の「圧力」

　東京五輪・パラリンピックの開催が目前に迫る。新型コロナウイルスの猛威がおとろえないなか、多くの国民はどのような気持ちで、コロナ禍のもとで「 … ［続きを読む］

「リンゴ日報」廃刊で香港ジャーナリズムの火を消さぬために必要なこと

精神的支援にとどまらず香港の言論人の困難な生活を支える確かな応援を

　香港の日刊紙「蘋果日報」（アップル・デイリー）が6月24日付けの紙面を最後に輪転機を止めた。中国共産党に盾突く言動を取り締まる香港国家安全 … ［続きを読む］

戦時報道とジャーナリズムの論理

「国民の義務」論、どう超えるか

　ひっかかっている言葉がある。　「満州事変から81年」と題する毎日新聞の特集紙面（2012年9月18日付）に書かれていた言葉だ。　「国家が栄 … ［続きを読む］

「国民政党か、安倍私党か」　LGBT理解増進法をめぐる自民党内の攻防

左右の固定観念を攪乱する、つながりと切断の無数の連鎖反応

　ある出来事に直面したときに戸惑いを覚え、判断留保に陥るのは、われわれが普段所与のものとしている価値観からは推し量れない事態に直面した時だ。 … ［続きを読む］

五輪強行に各紙論説の「疑義」「中止」続々〜社論の潮目は変わった

地方紙先行、朝日・毎日も。世論に押され、“国民を犠牲にするな”

　本当に開催するのか。　東京オリンピック・パラリンピックをめぐる新聞各社の論調が、大きく変わってきた。この5月23日には信濃毎日新聞（長野県 … ［続きを読む］

メディアは「中立・客観」を離れ、 開かれた「公正」報道を目指せ

「多事争論」再び

　朝日新聞に元気がない。そんな声を、しばしば耳にするようになった。　そんなことはありません。「森友学園」はどうです。「加計学園」報道はどうで … ［続きを読む］

ベテラン記者のコロナ禍ワクチン接種体験　なぜ予約をとれたか

　東京と京阪神に３回目の緊急事態宣言が発出されるなど、新型コロナウイルスの感染は一向に収まる気配がない。その中で、感染防止の決め手とされるワ … ［続きを読む］

＃汚染水の海洋放出決定に抗議します（上）

「風評被害」という言説で被害が隠されることを危惧する

　東京電力福島第一原発で発生した放射性物質トリチウムを含む水（以下、トリチウム水と記す）について、政府は海洋投棄を行う方針を決めた。なぜメデ … ［続きを読む］

日米ロで広がる陰謀論の裏側／下

ゲーム感覚で情報をもてあそぶことに娯楽性さえ感じる人々

　2011年9月24日、当時、ロシア大統領だったドミトリー・メドヴェージェフは与党の大会で、次期大統領選に出馬せず、ウラジーミル・プーチンを … ［続きを読む］

ただの校歌の歌詞に対して「政治的主張」という幻覚を見てしまった人たち

学校を「国民に対する思想教育を行う場」としか見ていないトンデモぶり

　3月29日の産経新聞のコラム「産経抄」にかなり残念な内容のコラムが掲載されていた。　コラムは次のような内容である。知人から電話があり「いや … ［続きを読む］

最高裁「孔子廟」違憲判決と靖国神社

厳格な政教分離原則をあてはめるべきこと

政教分離原則を厳格にみた最高裁　4月です。靖国神社は21日からの春季例大祭を前に、最高裁判決を悩ましく思っているのではないでしょうか。 　2 … ［続きを読む］