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「賄賂額」と「経済波及効果」　五輪をめぐる二つのあやふやな数字〈第3回〉

スポンサー新聞社は垂れ流し報道を反省し検証を

公正市場価値の視点からみた「賄賂」　前回の記事で2020東京五輪招致委員会関係者が国際オリンピック委員会（IOC）関係者に賄賂を渡したとされ … ［続きを読む］

［2］飛騨高山の元妓楼「旅館かみなか」と、『全国遊廓案内』

　飛騨高山にかつて遊廓の妓楼だった老舗旅館があることを知った私は、桜が満開を迎えた頃に「旅館かみなか」を訪ねた。日本三大美祭のひとつとされる … ［続きを読む］

新型コロナと行動制限：公衆衛生倫理から考える（中編）

パンデミック下における行動制限策の正しさとは

　中編では、パンデミックの一般的な状況下における行動制限策の正しさを検討する。検討するにあたり、まず、現在の倫理学で重要な役割を果たしている … ［続きを読む］

女は一生仕事を!　 母の願いを胸に進む女性議員たち～政権交代に近づく民主党は

「女性のための政治スクール」30年の歩みから考えるジェンダーと政治【11】

　元参院議員の円より子さんが1993年に「女性のための政治スクール」を立ち上げてから来春で30年。多くのスクール生が議員になり、 … ［続きを読む］

臆面もなく原発回帰、「悪夢」忘れた岸田政権の危うさ

選挙で争点にせず、あっけらかんと新増設に言及

　目先の利害や思い込みにとらわれて津波対策もろくに考えずに招いた原発メルトダウン。命がけで闘った福島第一原発所長の吉田昌郎氏が「イメージは東 … ［続きを読む］

Yahoo!への配信だけでは新聞に将来はない

朝デジの事例からデジタル新聞の価値を考える

　Yahoo!ニュースなどプラットフォーマーによる“盛り合わせ弁当型”の無料メディアがすっかり定着している一方、年々 … ［続きを読む］

仲間が続々ソウル入り、上演不許可乗りこえたつかこうへい

韓国で再び舞台演出を⑤

　1982年に劇団を解散し、演劇の現場から離れていたつかこうへいは、85年に、ソウルで韓国の俳優たちと『熱海殺人事件』を作りました。開幕は目 … ［続きを読む］

ケルトの「虎」から「フェニックス」へ～アイルランドという“鏡”に映るニッポン

島国で資源小国という共通項、浮上のカギはどこに

　私は日本政治を対象に政治コミュニケーションを研究する大学教員である。この4月から縁あってアイルランド共和国のUCD（University … ［続きを読む］

アメリカ取材からウクライナへと地球半周

［7月26日～7月31日］C・トルーマン・ダニエルさん、旧統一教会元幹部……

7月26日(火)　午前中に『報道特集』の定例会議にオンラインで参加。その後、局に出かけて、ウクライナ取材の内容の最終打ち合わせ。さくさくと実 … ［続きを読む］

非暴力抵抗こそが侵略から国民を守る～非武装の精神で戦争の根を断て　想田和弘と語る（前編）

ウクライナへの自己同一と「敵／味方」議論は危うい

　今年も8月がやってきた。　戦争や平和にまつわる言論や報道が集中する季節だが、戦後77年目の今夏の様相がここ数年と異なるのは、言うまでもなく … ［続きを読む］

77年前、原爆はなぜ長崎に落とされたのか？～機長の記録検証から見えてくるもの

どのようにして投下されたのか、いまだに不明な点だらけのそのプロセス

　Nagasaki must be the last.「長崎を最後の被爆地」にという言い方がある。　核時代の幕を開けた「ヒロシマ・ナガサキ」 … ［続きを読む］

医系技官が日本の医療ビジネス・システムに与えた悪しき影響～上昌広氏に聞く

コロナ対策徹底批判【第五部】～上昌広・医療ガバナンス研究所理事長インタビュー⑳

　わが国のコロナウイルス対策を振り返ると、PCR検査を抑制し続けたうえ、最も重要な情報である「空気感染」をなかなか認めてこなかった厚生労働省 … ［続きを読む］

バーバラ・リー米下院議員の勇気に励まされ～米同時多発テロ後の世論の中で

「女性のための政治スクール」30年の歩みから考えるジェンダーと政治【8】

　元参院議員の円より子さんが1993年に「女性のための政治スクール」を立ち上げてから来春で30年。多くのスクール生が国会議員や地方議員になり … ［続きを読む］

本土「復帰」50年・沖縄慰霊の日に……

［6月16日～6月24日］福島「生業訴訟」判決、宮崎県母親大会、慰霊の日……

6月16日(木)　朝、プールへ行き泳ぐ。ひとつひとつの困難から逃げずに立ち向かって行こう。旭川の親友Mが亡くなってから四十九日。お骨はまだ実 … ［続きを読む］

小泉訪朝から20年、いまだに北朝鮮問題が解決できないのは何故か

平壌宣言と6者協議共同声明の実施が進まなかった理由

　小泉首相（当時。以下、肩書はすべて）が訪朝し、北朝鮮金正日国防委員長と会談し、平壌宣言に署名したのは今からおよそ20年前の2002年9月1 … ［続きを読む］

世界の頂に挑む男たちを描く『神々の山嶺』(夢枕獏・谷口ジロー原作)

元アシスタント上杉忠弘氏に聞く──映画と漫画、それぞれの魅力

　長編アニメーション『神々の山嶺(いただき)』が7月8日から公開される。第47回セザール賞アニメーション映画賞を受賞し、昨年フランスで大ヒッ … ［続きを読む］

ソウル版『熱海殺人事件』への石丸謙二郎の貢献

韓国で再び舞台演出を④

　つかこうへいが1985年に韓国で手掛けた『熱海殺人事件』めぐるシリーズ。今回は、急に呼び出されてソウルへ飛んだ俳優、石丸謙二郎の巻。石丸に … ［続きを読む］

フリーランスの覚悟と本望　戦地を駆けた夫・橋田信介

戦争とメディア

　私の夫は、フリーランスの戦場ジャーナリストだった橋田信介。「だった」と過去形で書いた。彼は2004年、イラクでイスラム反米武装勢力の手で殺 … ［続きを読む］

三角関数、そんなに嫌い？

政治家の頭の中をフーリエ変換したい　周期的に繰り返される不要論　

　高校で三角関数を学ぶのは無駄なのか。最近、そんな議論がインターネットで巻き起こった。きっかけは、5月17日の衆議院財務金融委員会での藤巻健 … ［続きを読む］

戦争の記憶が眠る「群馬の森」に、朝鮮人犠牲者追悼碑を見に行った

設置継続を認めない高裁判決、最高裁は見直しを

空威張りに見える「歴史戦」なる言葉　かつてはネットスラングとして聞いた「歴史戦」なる言葉だが安倍晋三氏をはじめとし自民党国会議員の発言として … ［続きを読む］

この国の食糧安保を危うくしたのは誰か

農水省・JA農協・農林族議員……“農政トライアングル”の罪

　ロシアのウクライナ侵攻で、世界の小麦輸出の3割を占めるロシアとウクライナからの輸出が減少した。このため、小麦などの穀物価格が上昇し、中東や … ［続きを読む］

憲法論議を空疎にする主権者の不在～「砂川判決」のキーマン二人の「主題」から考える

政治家たちに主権を横取りされるな。今こそ主権者として「覚醒」を

　コロナ禍は3年目に突入。ロシアのウクライナ侵攻で世論が沸騰するなか、日本では社会的な話題にどこかしらで憲法論議が伴走する。今年も憲法記念日 … ［続きを読む］

沖縄に「自己決定権」はあるか～翁長前知事の宿題に対する筆者の回答（後編）

50年前の「沖縄返還」の過程から考える

前編で残された問い～“沖縄返還”をどう考えるか　沖縄に「自己決定権」はあるか、という問いについて、前編では植民地独立 … ［続きを読む］

日本における温暖化問題の「耐えられない軽さ」

「ネットゼロ」に対する誤解と無知が、それを表している

　ミラン・クンデラの小説に、冷戦下の旧チェコスロバキアのプラハの春を題材にした『存在の耐えられない軽さ』がある。そこでは、主人公の恋人が、「 … ［続きを読む］

ウィシュマさん最終報告書が示した改善策、入管の「取組状況」を検証したら中身はなかった

第三者による徹底的な検証と改革を

　2021年3月6日に名古屋出入国在留管理局で亡くなったウィシュマ・サンダマリさんの事件について、同年8月10日に出された最終報告書（以下「 … ［続きを読む］

沖縄移住者たちの憂鬱──宮本亜門、池澤夏樹そして知られざる人々

沖縄的ライフスタイル　2004年2月、『沖縄スタイル』という雑誌(ムック)が創刊された。誌名の肩には小さな文字で「南の島の楽園生活マガジン」 … ［続きを読む］

中国は台湾に攻め込めるか

ロシアのウクライナ侵攻から中国が得ているはずの“教訓”を考える

　ロシアによるウクライナ侵攻が開始されて2カ月が過ぎた。ロシア軍は緒戦の失敗から作戦計画を大きく修正してキーウ方面から部隊を撤退させ、戦線を … ［続きを読む］

それはポップな「自分探し」だった──沖縄を面白がった"キーワード世代”

沖縄を語るキーワード　一つの時代からある世代の文化が生まれるのか、それとも一つの世代がある時代の文化をつくるのか──このニワトリとタマゴの問 … ［続きを読む］

ロシアのチェルノブイリ攻撃があらわにした日本の原発のジレンマ～全60基がリスクでも高まる再稼働論

脱原発か経済か、今こそ原子力政策に決着をつける好機だ

　ロシア軍によるウクライナ侵攻は世界の地政学や経済安全保障、エネルギー安全保障のあり方に再考を迫っている。原子力政策もその一つだろう。私たち … ［続きを読む］

ロシアのウクライナ侵攻で懸念される環境・気候破壊

「欧州のアマゾン」ポリーシャ地区にも迫る危機

　戦争は最悪の環境破壊であり人権破壊である。　ロシアによるウクライナ侵攻によってすでに多数の人命が奪われ、史上最大ともいわれる難民が生じてい … ［続きを読む］