カンヌ映画祭 の検索結果

ラ・ロシェル映画祭ディレクターに聞く独自路線

「作品に優劣は付けたくないため、コンペティションも賞もありません」

　フランス西部のシャラント=マリティーム県ラ・ロシェルは、中世の面影を刻んだ風光明媚な港町。近くには俳優のファブリス・ルキーニやナタリー・バ … ［続きを読む］

［94］「赤坂自民亭」に上川陽子法相がいた衝撃

7月10日(火)　早起きしてプールに行き、がっつり泳ぐ。このところ、公私ともにしんどい局面が続いて、泳がずにはいられない。その後、局に行き、 … ［続きを読む］

科学研究費をめぐる学者攻撃にみる病理

反知性主義と排外的ナショナリズムが結合し、「反日」とレッテル貼り

　今年の春ごろから、評論家の櫻井よしこ氏や彼女と結びついた自民党の一部議員が、私や大阪大学の牟田和恵氏、立命館大学の岡野八代氏が今まで受け取 … ［続きを読む］

[18]“見えない人々”に支援をどう届けるか

模索を続ける民間団体の取り組みから

　是枝裕和監督の新作『万引き家族』が大きな反響を呼んでいる。「犯罪でしかつながれなかった家族」を描いたこの作品は、5月19日に閉幕した第71 … ［続きを読む］

助成金をもらった是枝裕和監督への批判は的外れ

映画・映像界自体が新しい仕組みを作ることも必要

＊これは、2018年6月25日に配信した記事です。　カンヌ国際映画祭で最高賞「パルムドール」を取った『万引き家族』の是枝裕和監督の発言が議論 … ［続きを読む］

『万引き家族』の祝辞に表れた日本政府の無理解

歴代フランス大統領は作品内容に一歩踏み込んだコメントを出してきたのだが……

　前稿「是枝裕和『万引き家族』がカンヌで受賞した理由――有力メディアでのネガティブな意見も、圧倒的な好評の前に駆逐された」で書いたように、フ … ［続きを読む］

是枝裕和『万引き家族』最高賞受賞と３つの奇跡

日本映画の国際映画祭出品ラッシュの総仕上げ

　実は、今回のカンヌ国際映画祭で是枝裕和監督の『万引き家族』が受賞することを、個人ブログでカンヌが始まった直後に予測していた。しかしまさか最 … ［続きを読む］

是枝裕和『万引き家族』がカンヌで受賞した理由

有力メディアでのネガティブな意見も、圧倒的な好評の前に駆逐された

　カンヌ映画祭は、星の数ほどある世界の映画祭の中で、世界最高峰の存在だ。世界三大映画祭の中でも、その規模やメディアの関心、集まる作品の質など … ［続きを読む］

［86］岸井さん/是枝さん/イスラエル大使…

岸井成格さんは信じられる人だった5月15日(火)　午前10時から「報道特集」の定例会議。その後、某出版社からの新書の構成案を急いでつくる。や … ［続きを読む］

『名もなき野良犬の輪舞』のビョン監督に聞く

「ソル・ギョングがイム・シワンを見るときのまなざしを見てほしい」

　映画『名もなき野良犬の輪舞』(5月5日(土)から東京・新宿武蔵野館ほか全国公開)は、どんな役でも自在に演じる韓国きっての演技派俳優のソル・ … ［続きを読む］

［80］毒と社会批判を併せ持つユーモア

4月3日(火)　午前中、「報道特集」の定例会議。今週の特集はもうやることが決まってしまっていた。防衛省が、イラク派遣時の陸自日報が一転して「 … ［続きを読む］

続・カンヌ「監督週間」50年、その裏側を聞く

ワイントロップ・ディレクター「カンヌには賞があり過ぎです」

――カンヌの「監督週間」はコンペ形式はとっていません。「監督週間からは賞をあげない」というのは、今も大事な選択なのですか。 ワイントロップ　 … ［続きを読む］

カンヌ「監督週間」50年、その裏側を聞く

ワイントロップ・ディレクター「カンヌができないことを補っている」

　「革命」の嵐が吹き荒れた1968年、フランソワ・トリュフォーやジャン=リュック・ゴダールら血気盛んな監督たちは、カンヌ映画祭を実力行使で中 … ［続きを読む］

映画『ライオンは今夜死ぬ』、諏訪敦彦監督に聞く

「映画づくりは、子供たちに大きな成長をもたらすと思います」

　映画の祖・リュミエール兄弟が、かの有名な『列車の到着』を撮影した南仏ラ・シオタ。映画の記憶が染み付く海辺の町で、目下、老俳優ジャン(ジャン … ［続きを読む］

映画『女の一生』、ステファヌ・ブリゼ監督に聞く

「この作品は、ある幻想と、幻想の終わりを描いています」

　光溢れるノルマンディー。公爵家の娘ジャンヌの眼前には、輝く人生が広がるように見える。だが、「一生、愛する」と誓った夫は不貞に走り、愛する息 … ［続きを読む］

続・是枝裕和監督に聞く東京国際映画祭への提言

「作家を育てる」という発想をどれくらい持てるか

――コンペティションがなく、Aランクでもないけれど成功しているトロント映画祭の方向性には賛成です。しかし、先ほどおっしゃった「ヨーロッパがア … ［続きを読む］

是枝裕和監督に聞く東京国際映画祭への提言

映画という文化に貢献するための「哲学」はあるのか

  第30回の節目を迎えた東京国際映画祭(2017年10月25日から11月3日まで)が、六本木を主要会場に開催された。公式サイトで … ［続きを読む］

［2］長谷川博己、松田龍平の好演など

　『散歩する侵略者』で鳴海の夫・真治に扮する松田龍平が、ハマリ役であることについては多言を要すまい。終始、何を考えているのかわからないボンヤ … ［続きを読む］

アメリカの話題作、ＶＲ…ベネチア映画祭の冒険

カンヌ一極集中に対する老舗映画祭の新しい方向

　1932年に始まった世界最古の映画祭であるベネチア国際映画祭は、今年は大胆な賭けに出たように見える。再任後、今年で6年目となるディレクター … ［続きを読む］

フランス映画界を揺るがす黒船＝ネットフリックス

映画文化を守る解決の鍵はヨーロッパの団結

　カンヌ国際映画祭は4月にパリで開いた記者会見で、コンペティション部門を含む公式上映作品のタイトルを発表した。ここで米動画配信大手のネットフ … ［続きを読む］

ネットフリックス=映像配信は映画界を変えるのか

現在は映像文化の過渡期。カンヌ映画祭の反応は時代遅れ？

　今年のカンヌ国際映画祭のコンペに出たネットフリックス製作の2本が物議をかもしたことを受けて、この春まで東京国際映画祭のトップを務めていた椎 … ［続きを読む］

続・必見！　傑作『パーソナル・ショッパー』

霊媒としてのＩＴ情報ツールなど

スマホのメッセージと、虚実ないまぜの情報環境　『パーソナル・ショッパー』(『PS』)では、ファッション映画と心霊映画という二つのジャンルの接 … ［続きを読む］

必見！　傑作『パーソナル・ショッパー』

異形のファッション心霊映画

　オリヴィエ・アサイヤス監督の『パーソナル・ショッパー』(以下『PS』)を見て、驚嘆した。鈍いインパクトが、見終わったあとも微熱のように体に … ［続きを読む］

マルチな星野源は「楽しい地獄」を生き抜く

「ポップ」をめぐる二重の使命と静かな決意表明

　2017年5月4日に特番『おげんさんといっしょ』(NHK)が生放送された。生演奏あり、フリートークや投稿動画ありと盛りだくさんの音楽バラエ … ［続きを読む］

［2］ＴＶドラマ祭で見えたカンヌの粘り強さ

　イベントの成功は、運営する内部の人間の手腕や努力にかかっている。とはいえ、ある程度の規模のイベントの場合、それを受け入れる自治体や地元企業 … ［続きを読む］

『ムーンライト』で思った「深刻さ」の流行

アカデミー賞やカンヌ映画祭でも……深刻さが評価されるのはなぜ？

　どうも最近の海外の映画賞では、アカデミー賞からカンヌやベネチアなどの国際映画祭まで、「深刻さ」が流行っているようだ。そんなことを思ったのは … ［続きを読む］

[1]五輪やサッカーＷ杯並み？　カンヌの凄さ

「パルムドール　誰も知らない」　毎年5月に、南仏の避暑地で開催される華やかな映画の祭典。歴史も権威もあり、レッドカーペットをドレスアップした … ［続きを読む］

女性作家の多様な表現が目立ったベルリン映画祭

「社会派映画祭」の看板には偽りなし

難民問題が関心の的　ベルリンは「社会派映画祭」として名高く、それ相応の心づもりでやってくる映画人が多い。　昨年(2016年)はベルリン滞在を … ［続きを読む］

ベルリン映画祭で、カウリスマキが会見ボイコット

「銀」じゃダメ!？　引退の花道を飾れなかった鬼才

上機嫌で果報を待つだけだったが…　「真冬の映画の祭典」といえば、世界三大映画祭のひとつ、ベルリン映画祭。第67回目を迎えた今年 … ［続きを読む］

[21]行くべき場所に行っているか

2月14日(火)　局で定例の会議。なかなか前半ネタの選定が難しそうなのだった。「調査情報」「Journalism」などの原稿仕上げ。その他の … ［続きを読む］