ニクソン の検索結果

経済安全保障が弱すぎる日本（上）

イランや北朝鮮で注目される経済制裁。まずはその歴史を振り返ろう

　世界的に経済安全保障に関する動きが強まっている。　日本では2020年4月から、内閣の国家安全保障局（NSS）に経済安全保障を担当する「経済 … ［続きを読む］

今こそ日本は「自由民主主義体制の旗手」の役割を

　戦後、米国は積極的に秩序構築に貢献した。それに先立つ第一次大戦後、米国は消極的だった。それが災いし、世界は第二次大戦へと突き進んだ。その轍 … ［続きを読む］

政治とメディアの「金属疲労」　テレビ討論に限界

アメリカ大統領選に向け、民主党候補を選ぶためのテレビ討論が始まった。

　去る6月26日と27日に、2020年の大統領選挙に向けた民主党の候補者テレビ討論会が行われた。三大ネットワークのひとつNBCが中継し、2晩 … ［続きを読む］

沖縄復帰と相克　戦後に現れた「国体」日米安保

【12】ナショナリズム　日本とは何か／沖縄と「祖国」②

　政界が夏の参院選へ慌ただしさを増した6月下旬、東京・渋谷のとあるビルの地下で映画の試写会があった。8月公開の「米軍（アメリカ）が最も恐れた … ［続きを読む］

「日韓の亀裂の転機」を和田春樹さんと考える

日韓基本条約の解釈と中国　60～80年代、昭和の終焉

　前回の『「日韓の亀裂の源流」を和田春樹さんと考える』では、日本のベトナム反戦運動から韓国との連帯へと広がった「前史」を振り返った。　今回は … ［続きを読む］

小沢一郎「政権交代が『政治とカネ』を解決する」

（14）ロッキード事件の真相～日本の検察は米国の意向を汲んだのか

ロッキード事件を巡る新証言　小学校卒業から日本政治の頂点に駆け上がり、急速度で転落していった男、田中角栄。その頂点となった現代史の舞台を自ら … ［続きを読む］

米中新冷戦は「知財戦争」。日本のとるべき道は？

中国は米国の「知財の尾」を踏んだ。技術なくして安全保障なし

1　米中貿易戦争の勃発　2018年7月、米国は中国の知財窃盗等を理由に第1弾の制裁関税を導入した。中国が米国の技術を強制的に移転させる、サイ … ［続きを読む］

「山本太郎現象」を読み解く

ポピュリズムは「民主主義とファシズムの坩堝」である

「山本太郎現象」の再来　「山本太郎現象」という言葉がはじめて使われたのは、6年前の参議院選直後である。2013年7月26日朝日新聞朝刊1面に … ［続きを読む］

進化する調査報道の最前線

「マルチなプラットフォーム」を通じて全米に発信、アニメや演劇も

「機密性の高い仕事。お母さんにも内緒だよ」　米国で最も歴史が古いNPOメディア「調査報道センター」（CIR、The Center For I … ［続きを読む］

大統領のツイートに振り回される記者たち

ホワイトハウス担当のベテラン記者と歴史学者の受け止め方

トランプ氏の登場で慣例の儀式は立ち消えに　ホワイトハウスまで10分ほどのところにあるカフェで、米政府系放送局「ボイス・オブ・アメリカ」（VO … ［続きを読む］

内部から批判続々　トランプ政権の危うい実態

それでも共和党支持者はメディアよりもトランプ氏を支持

深刻な二つのトランプ批判　トランプ米大統領は10月14日放送の米CBSのインタビューで、マティス米国防長官の交代について「可能性はある」とし … ［続きを読む］

トランプのアメリカの「冷たい内戦」

深い分断を肌身で実感　今のアメリカは、「冷戦（Cold War）」と「内戦（civil war）」を掛け合わせた、言ってみれば「冷たい内戦（ … ［続きを読む］

安倍氏と石破氏の公開討論が見たい！

国民の生活と政治の行く末を決める自民党総裁選。徹底的な政治討論こそ

自民党総裁のふたつの変更　9月7日告示、20日投開票の2018年自民党総裁選が近づいてきた。かたちのうえでは自民党員による「閉じた選挙」だが … ［続きを読む］

日本のメディアは大丈夫か

政府から独立した日本版FCCの創出を急げ

 報道の自由度国際ランク11位から72位へ急落の意味　長らくメディアにかかわってきた者として、日本のメディアは大丈夫か、という思い … ［続きを読む］

パンダと中国外交～愛らしい“大使”の変容（上）

「世論工作」を源流とするパンダ外交は、中国の大国化を受けてどうなる？

　海を渡ったパンダの足跡を追って、アメリカ、ロシア、欧州から東南アジア、香港、韓国、台湾、そして日本を歩き、朝日新聞夕刊で連載した（「海を渡 … ［続きを読む］

歴史に学ぶ「朝鮮半島非核化問題」の真実（4）

「コラボレーター」概念から考える日本外交の北朝鮮問題への対応の特徴

　「歴史に学ぶ『朝鮮半島非核化問題』の真実（１）」、「歴史に学ぶ『朝鮮半島非核化問題』の真実（２）」、「歴史に学ぶ『朝鮮半島非核化問題』の真 … ［続きを読む］

歴史に学ぶ「朝鮮半島非核化問題」の真実（3）

大国間政治に翻弄された20世紀から変化した21世紀の東アジアの国際環境の中で

　今から約70年前の朝鮮戦争以来、東アジアやアメリカがたどった歴史を振り返った「歴史に学ぶ『朝鮮半島非核化問題』の真実（1）」、その間、米国 … ［続きを読む］

４２年目の司法取引導入　ロッキード事件と刑事免責

４２年目の司法取引導入　　日本にはなかった司法取引と刑事免責制度が６月１日から導入された。低迷する検察にとって強力な捜査の武器になると期待さ … ［続きを読む］

歴史に学ぶ「朝鮮半島非核化問題」の真実（2）

アメリカの北朝鮮敵視政策と北朝鮮の核開発を朝鮮戦争以後の歴史的文脈で読む

アメリカの不倶戴天の敵であり続けた北朝鮮　「歴史に学ぶ『朝鮮半島非核化問題』の真実（１）」では、朝鮮戦争が戦後の国際政治に与えた影響や、歴史 … ［続きを読む］

必見！『ペンタゴン・ペーパーズ』（下）

スピルバーグにおける＜邪悪なもの＞など

“時間との競争”　『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』に描かれるように、米政府は、泥沼化するベトナム戦争の実態を … ［続きを読む］

必見！『ペンタゴン・ペーパーズ』（中）

ヒロインの葛藤と決断、情報リークのスリル

　『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の核心をなす、キャサリンとベンがポストの社運をかけて文書掲載を決行するに至る経緯は、前述のように、 … ［続きを読む］

必見！『ペンタゴン・ペーパーズ』（上）

国民を欺きつづけた米政府

　泥沼化していたベトナム戦争に関して、米国防総省/ペンタゴンが1967年に作成した機密文書の存在を、ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポス … ［続きを読む］

話題の映画「ペンタゴン・ペーパーズ」の読み方

事件の「第２幕」を描くことで見えてきたものとは。本当の「主人公」はだれなのか

47年前の事件がなぜ映画になったのか　話題の映画「ペンタゴン・ペーパーズ／最高機密文書」を見た。超一級の国家機密書類を入手したワシントン・ポ … ［続きを読む］

［67］公衆の面前でズボンが、ずり落ちて…

1月2日(火)　午後一番でイラク・アルビルの馴染みのホテルをチェックアウト。何だか名残惜しくなっているのだから、おかしなものだ。今日は、今回 … ［続きを読む］

［２０１７年　本ベスト５］ ＡＩと労働と

『人工知能の核心』、『隷属なき道』、『飯場へ』……

　昨年の秋頃、自店で展開しているAI=人工知能のフェアに並ぶ本たちを眺めているとき、ふと「これは、ただならぬことが起こりつつあるのではないか … ［続きを読む］

続・立憲民主党は「理想主義的改憲」を逆提案せよ

平和憲法を甦らせるための歴史的な起死回生策

立憲プログラムにおける憲法再建強化のポイント　短期間に作られたにもかかわらず、戦後70年以上の時間が経過しても現行憲法は十分に今の時代に対応 … ［続きを読む］

変化のうちにある定数に着眼

変化そのものをつかむ

　今という時代を理解するためには、「今という時代」について（のみ）書いてある本を読んでもダメである。十分に長期的な視野の中で「今という時代」 … ［続きを読む］

トランプ政権の北朝鮮戦略の正体

先制攻撃はフリだけ。マッドマン・セオリーが効かず、緊迫するチキンレース

トランプ大統領の面目つぶした北朝鮮　北朝鮮が7月の2度にわたる大陸間弾道ミサイル（ICBM）発射に続き、8月末に北海道をまたぐ新型ミサイルを … ［続きを読む］

社会が守った「最も危険な内部告発者」

「ペンタゴン・ペーパーズ」を暴露したエルズバーグの場合

「投獄は覚悟したが、やる価値はあると思った」　日本で「内部告発」の話が出るたびに、かつてインタビューをした米国人を思い出す。1971年に、ベ … ［続きを読む］

民主主義を大事にするため守るべき「流儀」

記者は総会屋とは違う。真実にこだわれ。政権の言いなりになるな。

「最後の総会屋」の口癖　記者の「流儀」について書く。　40年も前のことだ。約５年間、警視庁捜査２課４課（知能犯・組織暴力）担当の事件記者だっ … ［続きを読む］