和解 の検索結果

祝ウディ・アレン復活！　『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』

肩の力を抜いたラブコメの佳品

　コロナ禍で心も体もなまっている7月3日、新宿のシネコンで御年84歳のウディ・アレン監督の新作、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を観たが … ［続きを読む］

米政治の底流の変化を描いた『ニクソンのアメリカ』（松尾文夫）

ニクソンとトランプ。半世紀を隔てた2人のアメリカ大統領の共通点とは

現代という混迷の時代をどう読み解くべきか。様々なアプローチがあるが、このコラムでは、書物の世界にヒントを求めてみよう。東西の古典、埋もれた名 … ［続きを読む］

東京地裁が女子医大に損害賠償命じ、控訴審で和解成立

東京女子医大病院「補助人工心臓治験訴訟」⑥

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

朝ドラ「エール」が心の穴を埋めてくれないので二つ質問

　不幸が待ち受けているとわかっている、そんなドラマを見るような気持ちで見守った。6月27日放送で一旦終了、29日からは再放送となっている朝ド … ［続きを読む］

〝分断のシンボル歌〟が今もうたい継がれる不幸　その2

【21】ザ・フォーク・クルセダーズ「イムジン河」

　「イムジン河」は30年もの時の流れの中で封印は解かれたものの、〝生みの親〟である松山猛の胸中には、もっとも大きな〝禁断の河〟がわだかまり続 … ［続きを読む］

安全保障に科学的議論を

政策選択の羅針盤に

　国際政治を科学するという内容の書籍（多湖淳『戦争とは何か』中公新書、2020年）を先日上梓した。そこで紹介したようなエビデンスに基づく安全 … ［続きを読む］

調査委員会の設置を拒否した東京女子医大に患者遺族が提訴を決意するまで

東京女子医大病院「補助人工心臓治験訴訟」②

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

「先進医療」患者死亡で金沢大学病院は診療経過検証せず

金沢大学病院「倫理指針逸脱の先進医療」(8)

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

オリンピックとパンデミックと東アジアの冷戦の変容

アジアとの対話や共存抜きだった日本人の「原風景」

　本稿が書かれているのは、新型コロナ肺炎が世界的大流行(パンデミック)を経験し、2020年夏に開催予定の東京オリンピック・パラリンピック(以 … ［続きを読む］

いじめ加害者の責任の重さ

大津いじめ事件の「その後」から考える

　2011年10月、滋賀県大津市の市立中学校の2年男子生徒が同級生からのいじめを苦に自らの命を絶った。2012年7月には、学校や教育委員会の … ［続きを読む］

小沢一郎戦記（完）～ポスト安倍時代を見据えて

（36）小沢一郎が安倍政治を語る・下

　国民全体が世界的な感染症拡大に脅える2月29日午後6時、安倍首相は記者会見に臨んだ。しかし、首相の見詰める先は左右に置かれたプロンプターだ … ［続きを読む］

トランプ「アメリカ・ファースト」の起源

プロローグ　リンドバーグの影

　首都ワシントンのスミソニアン国立航空宇宙博物館は、大勢の観光客でにぎわう観光名所の一つだ。セキュリティーを通って館内に入ると、高天井につり … ［続きを読む］

元「金の卵」たちにとって上野は今も「心の駅」だろうか？

【14】井沢八郎「あゝ上野駅」

　「望郷」は歌謡曲の定番的モチーフのひとつだが、そのなかで大ヒットを射あてたものは、総じて、過剰なまでに涙腺と琴線を刺激する抒情的歌詞の横溢 … ［続きを読む］

新型コロナで揺れる韓国、外交政策も揺れる

強硬な「民族重視派」が台頭、文政権内で定まらぬ主導権

GSOMIA「再破棄案」が浮上　戦時中に朝鮮半島から日本に連れてきて働かせた徴用工をめぐる問題は、日韓両政府間で「嵐の前の静けさ」が続く。　 … ［続きを読む］

内部通報担当者に守秘義務　自民党が公益通報者保護法改正を提言

　自民党政務調査会の消費者問題調査会の船田元・調査会長らは２月６日朝、公益通報者保護法の改正を求める提言を衛藤晟一・消費者担当相に手渡した。 … ［続きを読む］

自分で料理すること

消費から逃れて自由を獲得する

毎日料理する習慣　もうかれこれ40年、私はほぼ毎日のように何かしら料理を作っている。きっかけは中学生の頃の母親の病気だった。突然、腎臓を悪く … ［続きを読む］

旭日旗問題と、集団心理の深層

１年の始まりに考える、視覚シンボルをめぐる国家間の対立と和解のゆくえ

　正月によく見かけるものの一つに日の丸の旗がある。こうした「旗日」の他に国旗を見る機会というと、卒業式などの学校行事や、テレビで見るスポーツ … ［続きを読む］

北方領土問題、「小和田メモ」に見る政と官の攻防

冷戦末期の中曽根訪ソをめぐる外務省の危惧、そしてその後

　先日に101歳で亡くなった元首相の中曽根康弘氏は、1987年に首相の座を離れてもなお、ソ連と「首脳外交」を展開しようとしていた。その動きを … ［続きを読む］

戦中に強制連行され、戦後に「雪男」にされた劉氏

田中宏さんと考える（4）中国人強制連行「和解」の苦しみ

終戦も知らず13年間逃亡した中国人　「北海道に〝雪男〟現れる」　田中宏さん（82）がこんな報道に驚いたのは、1958年2月のことだった。まだ … ［続きを読む］

規制改革派の圧力に抗しきれず、未承認・適応外の薬の臨床試験も先進医療に

金沢大学病院「倫理指針逸脱の先進医療」(2)

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

千円札に気づかされたアジア人の葛藤

田中宏さんと考える（１）東京五輪に沸く1963～64年は戦後日本の大転換点だった

「行動する学者」の道へ　いま、日本と韓国の間では、大戦中の元徴用工への賠償をめぐる最高裁判決をきっかけに冷たいやりとりが続いている。　日本に … ［続きを読む］

フランスで作品が拒否される「重い罪」とは？

どんな罪でも許されるわけではない　前回は、薬物問題で逮捕後も輝かしいキャリアを重ねるフランス人俳優ブノワ・マジメルの例を紹介し、薬物問題に対 … ［続きを読む］

「平和の少女像」制作者キム夫妻インタビュー

日本追及にとどまらぬ制作意図　元慰安婦に偏見、韓国の反省も

　開幕から3日で中止され、10月8日に再開した「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」（14日閉幕）。慰安婦を題材 … ［続きを読む］

「もうひとつの徴用工」から日韓の解決策を探る

花岡事件の遺族や日中僧侶、70年ぶり行進／終わらぬ遺骨返還、続く賠償訴訟

1945年6月、花岡事件　2019年11月19日朝、晴れ渡る東京の芝公園に6830足の黒い靴が並べられた。　中国では身内が亡くなると布靴をは … ［続きを読む］

「イスラム国がモザンビークを攻撃」の衝撃（結）

ロシアの軍事支援、「資源の呪い」国家への階段

　三井物産が関与し日本の税金が投入されるアフリカ・モザンビークの天然ガス開発。米国をはじめ世界の資金がなだれ込んで政治は腐敗し、国内の格差は … ［続きを読む］

日韓に生まれ始めた「潮目の変化」

李首相訪日で日韓首脳会談開催への道が開けるか

　最悪の状態に陥っていた日韓関係に変化の兆しが出てきた。契機は文在寅韓国大統領の側近だった曺国法相の辞任と政策の行き詰まりだ。　関係者は、一 … ［続きを読む］

トリチウム水どうする　社会を一歩進める好機に

漁業者だけに責任を負わせてはならない

　「思い切って放出するほかに選択はない」。　原田義昭前環境相による、そんな発言を皮切りに、東京電力福島第一原発で増え続け、膨大な数のタンクに … ［続きを読む］

すっきりとしない「不自由展・その後」の再開

異例ずくめの入場制限、補助金不交付も後味悪く、残った禍根

　3日間で中断した「あいちトリエンナーレ2019」の企画展の一つ「表現の不自由展・その後」が2019年10月8日、66日ぶりに再開した。　想 … ［続きを読む］

政府がデフォルトしたら　秩序ある国債の条件変更の手法

国債のリストラクチャリング西村あさひ法律事務所千明 諒吉1. はじめに　2019年7月1日、ベネズエラでは、フアン・グアイド国会議長（暫定大 … ［続きを読む］

世界で二番目にクールな街シモキタの再開発の物語

対立から対話、和解と協働へ。これは単なる再開発ではない／街の写真は矢郷桃さん撮影

下北沢の小田急線「線路跡地」　街には顔があります。そして、行き交う人びとも、街の空気にさらされて光と影が動きます。　私も青春と呼べるかどうか … ［続きを読む］