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平成の間に日本経済が失ったもの

平均1％の低成長時代　5月の改元まで残り半年を切った。新しい時代のスタートを迎えるにあたり、約30年間に渡った平成という時代を経済の側面から … ［続きを読む］

<一人二役>という映画的マジックを発揮した作品

　「連載　必見！　濱口竜介『寝ても覚めても』」で論じたように、濱口竜介監督の『寝ても覚めても』は、東出昌大が二役を演じる恋愛映画の傑作だが、 … ［続きを読む］

必然性なき2025年大阪万博のいかし方

これまでと同じ万博ではなく、これまで誰もおこなわなかった万博はできるか

「1970年の夢よ、再び」　2025年の万国博覧会の開催地が大阪に決まった。　「うれしいニュース」「1970年の夢よ、再び」といった前置きと … ［続きを読む］

ゴーン会長だけが悪いのか？

かつては日本的慣行に流され、ゴーン支配下では顔色をうかがった日産経営陣

ゴーン氏を「強欲な帝王」に仕立てた日産の体質　日産のカルロス・ゴーン会長が、金融商品取引法違反の容疑で逮捕され、解任された。ゴーン氏の数々の … ［続きを読む］

車窓や街、職人技に焦点をあてる[16]

「世界の車窓から」「出没！アド街ック天国」「二代目　和風総本家」の手法とこだわり

　チェロの演奏に乗って番組タイトル「世界の車窓から」と地図が流れるオープニングが15秒。そして、車窓から見える景色、列車の乗客の様子、ときに … ［続きを読む］

「ふるさと納税」制度は廃止すべきだ

税が返礼品に化ける仕組みはおかしい

　「ふるさとチョイス」「さとふる」といったテレビCMなどで「ふるさと納税」を盛んに推奨しているのを見るにつけ、残念な気持ちになる。「ふるさと … ［続きを読む］

仙谷由人が亡くなる８日前に私に遺した言葉

新橋のおやじビルに構えた事務所で語った３時間。「中間層は日本の宝だ」

新橋の「おやじビル」で　JR新橋駅西口前、SL広場の隣にそのビルは建つ。地下1階から4階の商業エリアに居酒屋、喫茶店、ゲームセンター、金券シ … ［続きを読む］

地方で広がる中小企業支援の拠点「Biz」（下）

熊本・天草で進む「創業による雇用」、期待される全国への広がり

　アマビズは熊本県天草市の本渡中央銀天街の空き店舗に開設された。メンバーは内山隆センター長（52）ら9人。今年5月、開設3周年の記者会見をし … ［続きを読む］

パンダと中国外交～愛らしい“大使”の変容（上）

「世論工作」を源流とするパンダ外交は、中国の大国化を受けてどうなる？

　海を渡ったパンダの足跡を追って、アメリカ、ロシア、欧州から東南アジア、香港、韓国、台湾、そして日本を歩き、朝日新聞夕刊で連載した（「海を渡 … ［続きを読む］

必見！『犬ヶ島』は、国辱映画か？（中）

ディストピアとしてのメガ崎市など

　近未来の日本を舞台にした『犬ヶ島』には、日本の文化や景観への目くばせが散りばめられているが、ウェス・アンダーソン(以下WA)自身言うように … ［続きを読む］

続・ＪＲ北海道の鉄路を守り、交通権を保障せよ

地域復活・活性化、災害対策としての可能性

街づくりの核となる駅舎　鉄道は、交通権の保障のみならず、地域を復活・活性化させるためにも重要である。駅舎は、周囲に街をつくるための中核となる … ［続きを読む］

［78］佐川氏国会証人喚問までの漂流記

3月20日(火)　岡山市内で泊まったビジネスホテルが繁華街の真ん中にあって、きのうは深夜まで通りの酔客の大声が響いていた。まいったなあ。　朝 … ［続きを読む］

［76］３・11から７年。公文書を改ざんする国

3月6日(火)　朝、局で「報道特集」の定例会議のあと、雑務を一気に処理して外へ。恵比寿の東京都写真美術館で開催中の「写真発祥地の原風景　長崎 … ［続きを読む］

民泊に「市民が主役」の観光地づくりの可能性も

新法施行を前に進む、自治体の独自規制。経済活性化と住民の生活環境保全のバランスを

　2018年6月15日に「住宅宿泊事業法」（いわゆる民泊新法）が施行される。それに先立って、3月15日から各自治体の窓口で届け出の受付が始ま … ［続きを読む］

ツタヤ図書館、利用できない書棚に1000万円

オープンした山口県周南市立図書館、「本に囲まれた空間」の装飾に支出

　山口県周南市で、レンタル大手のTSUTAYA（ツタヤ）を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）が管理を代行する公立図書館が2 … ［続きを読む］

[60]前川喜平氏の中学授業と原一男監督の矜持

11月14日(火)　午前中、局で定例会議。「図書新聞」の原稿校正。世の中は大相撲・日馬富士の暴力事件の報道に大々的に乗り出そうとしている。な … ［続きを読む］

［3］徒歩で行ける場所に都市型の小型スーパーを

買い物難民問題は「食料難民」問題　「買い物」というと気楽に響くが、買い物の困難は時に人を死に追いやる。買い物難民問題は、欧米ではしばしば「フ … ［続きを読む］

［2］鉄道、バス…「足」を奪われて泣く人々

買い物難民層は非常に多く苦労も大きい　今日、買い物に難儀している人たちはどれだけいるのだろう。すでに10年以上が経過してしまったが、私が20 … ［続きを読む］

［1］コンビニだけでは健康的生活を支えられない

　いま、世の中はとても便利である。　と、世間では言われているようだ。朝日新聞が9月に3回連載した「便利すぎる？社会」という記事をたまたま見つ … ［続きを読む］

「ひよっこ」視聴者一人一人がみね子の仲間だった

活躍しないヒロイン＝「空虚な中心」という画期的な発明

　物語、とりわけテレビドラマは、主人公の活躍を軸に話が展開する。ところが好評のうちに9月に終了し、油断すると今も朝8時から桑田佳祐の声が聞こ … ［続きを読む］

「2割の自治体で書店消滅」への対応を考える

本を“浴びる”状況をつくらないと購買に結びつかない

　出版取次大手によると、香川県を除く全国46都道府県、420の自治体・行政区で、すでに書店が1店舗もないという。「無書店自治体」は全自治体約 … ［続きを読む］

［書評］『ＡＰＡＲＴＭＥＮＴ』

宮岡蓮二著

７０年代東京の庶民のくらしを彷彿させる建物図鑑　　　A5版本文384ページのうち、巻頭の「まえがき」と目次の6ページ、巻末の「あとがき」と奥 … ［続きを読む］

地方紙が地域課題解決の核に

カギは当事者報道にあり

　ソリューション・ジャーナリズム（Solutions Journalism＝解決模索型報道）という新しいジャーナリズムの形態が注目されて久し … ［続きを読む］

地方創生を損なうアベノミクス配慮と「東京目線」

　「地方創生」が始まってほぼ3年になる。地方創生とは、安倍政権が内政上の最重要課題の一つとして、正式には2014年秋から取り組んできた政策で … ［続きを読む］

［4］子どもが遊ぶための「交通静穏化」対策

遊ぶ権利・遊び場への権利は保障できる　前稿で書いたように、子どもたちに「アパルトヘイト」状態を強いないようにするためには、社会的な弱者である … ［続きを読む］

［3］一緒に関わる人を増やしていくことが大事だ

目の前の問題を誰かのせいにせず、踏み出せる人がいたら自分から行動を起こそう

この連載は、2017年3月19日に東京・渋谷のLOFT9で行われた、最低賃金の引き上げなどを求めるグループ「エキタス」（AEQUITAS）が … ［続きを読む］

［1］長時間労働をしなければ食べていけない国

労働問題を自分の身の回りのことにいかに引き寄せて考えられるかがカギだ

　この連載は、2017年3月19日に東京・渋谷のLOFT9で行われた、最低賃金の引き上げなどを求めるグループ「エキタス」（AEQUITAS） … ［続きを読む］

［29］熊本地震、１年目の現場をみる

4月11日(火)　朝一番の便で熊本へ。眠い。機中で頭を整理。『調査情報』の原稿を機内で書き始めるが、急逝した同誌編集者・金子登起世さんのこと … ［続きを読む］

まるで学芸会「べっぴんさん」を見続けた理由

大急百貨店も万博も、エピソードもつるっつるだったけど

　あれは成城学園前の駅近くのワインバーだった。2月の初めのある日、女友だちFと飲んでいた。　べっぴんさん、見てる？　なんとはなしに聞かれ、う … ［続きを読む］

芸能、風俗、怪異伝承、酒場、銭湯……

考えるな、感じろで雑踏に赴く

　肩書は「編集委員」。そのあとに「大衆文化担当」がつく。芸能や社会風俗だけでなく日本各地に残る怪異伝承や「UMA」と呼ばれる(未確認生物も追 … ［続きを読む］