研究倫理 の検索結果

リーダーの責任を厳しく問うた理研改革委員会：STAPは研究者の目を覚まさせるか

　ＳＴＡＰ論文に不正ありと認定されて以来、ずっと気になっていたのは「なぜ理研は小保方晴子さんを採用したのか」という点だった。６月１２日に公表 … ［続きを読む］

論文不正を防ぐ根本的な構造変革とは

　嫌な予感がした。WＥＢＲＯＮＺＡからSTAP細胞の議論に参加してくれという依頼だ。この件は、あまりにいろいろな話があって、しっかりした議論 … ［続きを読む］

続・小保方会見で解明されなかった問題は何か〜研究の文脈に注目せよ

　前稿から引き続き、東北大学の大隅典子教授とのQ＆Aを。（５）（これが一番伺いたいことなのですが）どんな独創的な発見も、常にそれに先立つ先駆 … ［続きを読む］

実験ノートの基本：日付と生データは必須、実験室外持ち出し禁止

　理化学研究所が4月1日に開いた記者会見で、STAP細胞論文の筆頭著者である小保方晴子氏の実験ノートのずさんさが明るみにでた。論文にあった写 … ［続きを読む］

STAP細胞論文問題の「黒幕」は何か（下）　～「複製社会」と生命科学の方法論～

　昨日の（上）でも述べたように、昨今の生命科学の主たる部分は、細胞や遺伝子を取り扱う細胞生物学、分子生物学などの学問分野が担っている。こうし … ［続きを読む］

研究倫理はどうすれば身につくのか

　現在議論を巻き起こしているSTAP細胞の事例はいろいろな意味で稀であるとはいえ、問題が発覚する前とその後で、手のひらを返したように異なるコ … ［続きを読む］

医学界は変われるか？　ディオバン問題の１年

　もう年の瀬というのに、高血圧治療薬ディオバンをめぐる臨床研究で、いったい誰が何のために不正なデータ操作をしたのか、真相は一向に明らかになら … ［続きを読む］

「研究不正」をどう防ぐか<上>

　研究不正、特に論文の捏造は重大な問題であり、学問への信頼を揺るがせるものです。不正をした本人だけではなく周囲の人達にも悪影響を及ぼしていき … ［続きを読む］

研究不正防止は心がけの問題ではない

　研究不正のニュースが相次いでいる。　東京慈恵会医科大学が７月３０日、製薬大手ノバルティスの高血圧治療薬ディオバン（一般名・バルサルタン）に … ［続きを読む］

高血圧薬論文の何が不適切か？〈下〉　データに多くの誤り

　　研究論文が撤回になるということは、研究者にとっては信用を失う致命的な出来事だ。　欧州心臓病学会誌のサイトから京都府立医大の元教授（２月に … ［続きを読む］

ｉＰＳ誤報、その功罪の「功」

　いきなり楽屋落ちだが、新聞社内では「科学記者はラク」とよく言われる。事件記者は、当局や関係者が隠したがる話を聞き出さなくてはならない。それ … ［続きを読む］

「先進医療」規制緩和と怠慢・場当たり、研究者の不祥事

　健康保険に費用を請求できない「自由診療」と、健康保険が使える「保険診療」を組み合わせる「混合診療」。厚生労働省によって原則禁止とされてきた … ［続きを読む］

「混合診療」禁止原則を骨抜きにする判決はなぜ生まれたか

　健康保険に費用を請求できない「自由診療」と、健康保険が使える「保険診療」を組み合わせる「混合診療」。厚生労働省によって原則禁止とされてきた … ［続きを読む］

「武見時代」終焉を告げた森亘氏と脳死臨調

　去る４月１日に森亘（もり・わたる）氏が逝去された。東大医学部長、東大総長、日本医学会会長などを歴任し、文化勲章を受章した、文字通り日本医学 … ［続きを読む］

「超光速ニュートリノ」その後

　昨年、話題となった「『光より速い素粒子発見』　国際実験　相対性理論と矛盾」（９月２４日付朝日新聞１面）。「超光速ニュートリノ」はその後の再 … ［続きを読む］

地震の震度予測と被害想定の困難さ

岩田智博（AERA記者）

　首都直下地震の被害想定が大幅に見直された。　文部科学省の「首都直下地震防災・減災特別プロジェクト」が３月３０日に東京都内の最大予測震度を「 … ［続きを読む］

ｉＰＳを支える学界の論議が見えない

米本昌平

　京都大学の山中伸弥教授が開発したｉＰＳ細胞（人工多能性幹細胞）が、基本技術としての地歩を確実に固めている。このほど、アメリカで特許が成立し … ［続きを読む］

エンタープライズとしての科学技術

小林傳司

　最近は、飛行機を利用することが多い。すぐ気がつくことであるが、飛行機は決してパイロットと機体と燃料だけで飛んでいるのではない。航空会社とい … ［続きを読む］