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文化・エンタメ
未曾有の高視聴率を叩き出した「ウルトラQ」シリーズがオンエアされた1966年、高校1年だった私は、小学校高学年いらいの恐竜熱にとりつかれた … [続きを読む]
藤崎康 2011年11月03日
1990年代以降、『キュア』『叫(さけび)』などのサイコ・スリラーを中心に、多様なジャンルの傑作を撮りつづけてきた黒沢清監督。いうまでもな … [続きを読む]
藤崎康 2012年01月18日
『贖罪』(WOWOW)第4話までは、誰が、なぜエミリを殺したのか、という謎解きを宙づりにしたまま、女性4人の独立したドラマが、想像を絶する … [続きを読む]
藤崎康 2012年02月10日
1950年代末から60年代にかけてフランス映画界を席巻したヌーヴェル・ヴァーグ(以下NV)。いうまでもなく、少人数スタッフによる低予算早撮 … [続きを読む]
藤崎康 2012年04月19日
ジョルジュ・シムノンが造形したメグレ警視については、榊原晃三氏の要を得た解説があるので、その一部を引く――「(……)メグレ[は]犯罪そのも … [続きを読む]
藤崎康 2012年04月24日
物語も映像も悪くないのに、終わってみれば、なにかイマイチ……という欲求不満が残る作品を何本も見たあと、『彼女について知ることのすべて』のよ … [続きを読む]
藤崎康 2012年05月18日
久しぶりに「われらの世代」の映画を見た気がした。6月30日公開の『きっとここが帰る場所』のことだ。「われらの世代」とは、ミニシアターが流行 … [続きを読む]
古賀太 2012年06月27日
世界には今、JLGという頭文字をもつ重要な映画作家が、ふたりいる。 一人はむろん、かつてフランス・ヌーヴェルヴァーグの旗手であり、現在もな … [続きを読む]
藤崎康 2012年07月04日
*主人公によるヒロインの追跡/尾行シーンは、文字どおり目を見張るようなショットの連続で、最大の見どころだ。そこではむろん、年を経た鈍色(にび … [続きを読む]
藤崎康 2012年07月05日
ところで言うまでもなく、カルロスのような怪物的な男の人生や、その複雑怪奇な背後関係を映画にするのは、「とんでもなく」困難だっただろう。 た … [続きを読む]
藤崎康 2012年09月13日
“B級映画の王様”、エドガー・G・ウルマーの『恐怖のまわり道』(1945、67分、旧題「まわり道」)は、今回のシネマヴェーラ渋谷・ノワール … [続きを読む]
藤崎康 2012年09月25日
*前作同様、『アウトレイジ ビヨンド』でも過激な暴力描写がくり返される(前作より暴力描写は抑えられている、と北野武自身や何人かの批評家が言っ … [続きを読む]
藤崎康 2012年11月08日
*『アウトレイジ ビヨンド』では人物/俳優のセリフ回し、というか声の出し方/発声も、じつに精妙に演出されている。 ある批評家は、バカヤロー、 … [続きを読む]
藤崎康 2012年11月10日
「映画を撮るたびにスキャンダルを起こすというのは、すごい才能なんだよ」 これは1999年に全国で開かれた「パゾリーニ映画祭」のチラシやポス … [続きを読む]
古賀太 2013年01月23日
「引き算」演出とともに、『ムーンライズ・キングダム』のポップな魅力を決定づけているのは、アンダーソン独特の計算し尽くされたカメラ・ワークと … [続きを読む]
藤崎康 2013年02月12日
特産ワインのことをフランス語で「クリュ」と呼ぶが、多くのフランスのメディアが、この言葉を使い、「今年のカンヌ映画祭はBon Cru(良い特 … [続きを読む]
林瑞絵 2013年06月05日
“B級映画の王様”、エドガー・G・ウルマー(1904-1972)の10作品を中心に、彼と関わりのあったシネアストら … [続きを読む]
藤崎康 2013年10月16日
1977年生まれのフランスの新鋭、ギヨーム・ブラック監督が撮った『女っ気なし』(2011、58分)を、元なみおか映画祭ディレクターの三上雅 … [続きを読む]
藤崎康 2013年11月26日
先日、東京・神保町シアターで始まった小津安二郎特集の初日に行って驚いた。土曜の11時からの『一人息子』(1936)の回がほぼ満席で、若者が … [続きを読む]
古賀太 2013年11月30日
堤清二氏が亡くなった数日後、銀座から京橋に向かって歩きながらふと右側を見上げた。そこにはまだ、1987年にオープンした、ホテル西洋銀座を中 … [続きを読む]
古賀太 2013年12月07日
『ユリイカ』特集号の論考中、所収の宇野邦一「凡庸と幻視」における、ジル・ドゥルーズの「小津においてはすべてが普通で凡庸であ」るという言葉を … [続きを読む]
藤崎康 2013年12月13日
文化・エンタメ 2013年 ベスト5
■『リアル~完全なる首長竜の日~』(黒沢清) 現実も非現実も、映像化されれば皆“リアル”という大胆な着想のもと、綾瀬 … [続きを読む]
藤崎康 2013年12月30日
「読書しない学生への本の選び方」という設問が、いかにも「朝日」的だ。そもそも、本を読むのはいいことなのか。 私は大学で映画を教えている。映 … [続きを読む]
古賀太 2014年04月02日
(上)に引き続き、ミシェル・ウエルベックの『地図と領土』における注目すべきディテールを項目別に引用し、若干のコメント/注釈を付したい。■ブ … [続きを読む]
藤崎康 2014年04月04日
カンヌ映画祭も、ついにレッドカーペットを丸め閉幕した。今回の最高賞パルムドールは、完成度の高いヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督のトルコ映画『W … [続きを読む]
林瑞絵 2014年05月27日
さて今回の騒動でとばっちりを受けたのが、クエンティン・タランティーノだ。彼は1994年に『パルプ・フィクション』でパルムドールをもらったし … [続きを読む]
林瑞絵 2014年05月30日
オーソン・ウェルズ製作の犯罪映画の小傑作、『恐怖への旅』(1943、68分、モノクロ)がDVD&ブルーレイ化された。監督はノーマン・フォス … [続きを読む]
藤崎康 2014年06月03日
文化・エンタメ 若者たちの時代
1960年4月10日、麻布飯倉片町8番地(現在は麻布台3丁目)にイタリアンレストラン、キャンティが開店した。六本木の交差点から飯倉方面に歩 … [続きを読む]
菊地史彦 2014年07月03日
『ヤンヤン 夏の想い出』で、父・NJと元恋人との日本での再会とパラレルに描かれるのは、15歳の娘・ティンティン/ケリー・リーの恋愛である。 … [続きを読む]
藤崎康 2014年09月03日
「男の友情」や「フロンティア・スピリット」や「アイルランド魂」を、雄大な自然のなかで詩情豊かに描く監督として映画史にその名を刻み、また「西 … [続きを読む]
藤崎康 2014年09月30日
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