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文化・エンタメ
「巨匠」ロマン・ポランスキーの監督生命は、とっくの昔に、つまり1974年の佳作『チャイナタウン』あたりで終わっている――それが、ひどく退屈 … [続きを読む]
藤崎康 2011年09月16日
大根仁監督の『モテキ』は、最近まれに見るラブコメディーの快作だ。同じく大根が手がけたTVドラマ版とは、見違えるような出来である。――物語は … [続きを読む]
藤崎康 2011年10月04日
ルックスのいい男女が、偶然出会う。そして互いに心惹かれ、イイ仲になるが、ささいな誤解やら何やらで二人の気持はすれ違い、離ればなれになる。が … [続きを読む]
藤崎康 2011年10月24日
1950年代末から60年代にかけてフランス映画界を席巻したヌーヴェル・ヴァーグ(以下NV)。いうまでもなく、少人数スタッフによる低予算早撮 … [続きを読む]
藤崎康 2012年04月19日
物語も映像も悪くないのに、終わってみれば、なにかイマイチ……という欲求不満が残る作品を何本も見たあと、『彼女について知ることのすべて』のよ … [続きを読む]
藤崎康 2012年05月18日
ロベール・ブレッソンには、彼の映画作法を断章形式のアフォリズム(格言、箴言)で、鋭く簡潔に記した『シネマトグラフ覚書――映画監督のノート』 … [続きを読む]
藤崎康 2012年11月20日
『カリフォルニア・ドールズ』にも顕著な<喧嘩友達もの>という作劇パターンは、そもそも、古典期(1930~40)のハリウッド映画や日本映画以 … [続きを読む]
藤崎康 2012年11月30日
ウェス・アンダーソンといえば、こんにちのアメリカ映画界で最も才能豊かな監督の一人だ。まだ40代前半の若さながら(1969年生まれ)、すでに … [続きを読む]
藤崎康 2013年02月11日
WEBRONZA「【古典DVD傑作選(4)】 問答無用の傑作ヒューマン・ドラマ、ダグラス・サーク『わたしの願い』」(2012/05/31、 … [続きを読む]
藤崎康 2013年05月08日
『パームビーチ・ストーリー』における狂騒とエレガンスの共存は、たとえば“うずら撃ちクラブ”の老人が列車内で猟銃をぶ … [続きを読む]
藤崎康 2013年07月16日
2013年8月8日から空調工事のため休止していた東京・京橋の国立近代美術館フィルムセンター(FC)の上映が、10月31日より再開される。朗 … [続きを読む]
藤崎康 2013年10月30日
1977年生まれのフランスの新鋭、ギヨーム・ブラック監督が撮った『女っ気なし』(2011、58分)を、元なみおか映画祭ディレクターの三上雅 … [続きを読む]
藤崎康 2013年11月26日
『ユリイカ』特集号の論考中、所収の宇野邦一「凡庸と幻視」における、ジル・ドゥルーズの「小津においてはすべてが普通で凡庸であ」るという言葉を … [続きを読む]
藤崎康 2013年12月13日
『ニシノユキヒコの恋と冒険』を見終わって、体がかすかに宙に浮くような心地よさを覚えた。――単館規模ながらロングランを記録した『人のセックス … [続きを読む]
藤崎康 2014年02月25日
本稿(1)で論じた傑作『妻は告白する』は、増村の作品歴において大きな分岐点であった。 すなわち『妻~』以前にも、『暖流』(1957、必見、 … [続きを読む]
藤崎康 2014年06月25日
ハワード・ホークス監督といえば、ジョン・フォード、アルフレッド・ヒッチコック、フリッツ・ラングらとならんで、ハリウッド黄金期を代表する巨匠 … [続きを読む]
藤崎康 2014年07月29日
今回は『トスカの接吻』における印象深いディテールのいくつかを、具体的に見ていこう。*<ヴェルディの家>で、往年のオペラ人たちが脚光を浴びた … [続きを読む]
藤崎康 2014年08月06日
ジョン・フォード監督に特別の思い入れがある映画ファンは多いだろう。 私もその端くれだが、かつてフォードの家族メロドラマ、『わが谷は緑なりき … [続きを読む]
藤崎康 2014年09月29日
「男の友情」や「フロンティア・スピリット」や「アイルランド魂」を、雄大な自然のなかで詩情豊かに描く監督として映画史にその名を刻み、また「西 … [続きを読む]
藤崎康 2014年09月30日
かつて世界を席巻したフランス発の“映画革命"、ヌーヴェル・ヴァーグ/新しい波。そのムーブメントの旗手の一人だったジャン=リュッ … [続きを読む]
藤崎康 2015年02月25日
文化・エンタメ 伊地智啓プロデュース作品特集、到来!
『ションベン・ライダー』のすべてのシーンが、貯木場の場面のような大ロングショットで撮られているわけではない。ロングではあるが、もう少しカメ … [続きを読む]
藤崎康 2015年06月23日
海外(パリ)にしばらく暮らしているが、それでも蓮實重彦氏の三島賞受賞記者会見の発言はあちこちから伝わってきた。フェイスブックやツイッターで … [続きを読む]
古賀太 2016年05月27日
英雄となった機長の顚末 86歳という、ハリウッドの現役監督では最高齢のクリント・イーストウッドが、実話にもとづく『ハドソン川の奇跡』を撮った … [続きを読む]
藤崎康 2016年11月08日
前回も触れたが、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』では、ゴシック・スリラーというジャンル映画には一見不向きに思える、極 … [続きを読む]
藤崎康 2018年03月27日
ハワード・ホークス監督は、サイレントからトーキーの時代にまたがり(1926~1970)、戦争映画、航空活劇、ギャング映画、西部劇、海洋活劇 … [続きを読む]
藤崎康 2019年05月22日
今回は、ハワード・ホークスの傑作ミュージカル・コメディ、『紳士は金髪がお好き』を取り上げたい。 興行的にも大成功した1953年公開の本作は … [続きを読む]
藤崎康 2019年05月23日
これまで述べてきたように、ハワード・ホークスの映画に登場するヒロインは、男勝りで行動的で、女性優位の表象のような存在だ。では、そうした … [続きを読む]
藤崎康 2019年05月29日
反ナチス映画34本(!)が、東京のシネマヴェーラ渋谷で上映される(「ナチスと映画Ⅲ 忍び寄る全体主義の恐怖」7月25日~8月28日)。シネ … [続きを読む]
藤崎康 2020年07月24日
ベスト5『スパイの妻<劇場版>』(黒沢清) 戦前、戦中の神戸を舞台に、おぞましい国家機密を知った貿易商の夫(高橋一生)とその妻 … [続きを読む]
藤崎康 2020年12月28日
今年(2021)の夏、長編『ドライブ・マイ・カー』が公開され、大きな話題を呼んだ濱口竜介監督の新作、『偶然と想像』が早くも封切られる。3つ … [続きを読む]
藤崎康 2021年12月16日
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