外来種 の検索結果

危機迫る水草、約半数が絶滅危惧種

　日本の維管束植物（種子植物とシダ植物）約7000種のうち、環境省のレッドリストに記載されている絶滅危惧種は４分の１にのぼる。これを水草（定 … ［続きを読む］

北朝鮮問題は他人事ではない：日本のガラパゴス化に歯止めを

佐藤匠徳

　北朝鮮は今月13日午前中に長距離ロケットで人工衛星「光明星3号」を打ち上げたが、失敗に終わった。北朝鮮は世界の中で孤立し、韓国、米国、日本 … ［続きを読む］

アリの帝国、「体臭」の攪乱で崩壊するか

　北海道石狩浜の１０ｋｍに及ぶ海岸線に、アリの「スーパーコロニー」がある。エゾアカヤマアリの巣がいくつもつながって一つのコロニーをかたちづく … ［続きを読む］

「生態系は幻想」と発言した真意

　朝日新聞社による朝日地球環境フォーラムが９月３０日、１０月１日の両日に開かれ、私は１０月１日の「野生動物と人間の明日を探る」という分科会で … ［続きを読む］

ウエルベックの傑作小説『地図と領土』を読む（中）――高度消費社会に対する辛辣な揶揄、安楽死施設、ＳＦ的想像力など

　（上）に引き続き、ミシェル・ウエルベックの『地図と領土』における注目すべきディテールを項目別に引用し、若干のコメント／注釈を付したい。■ブ … ［続きを読む］

交雑防止へ対策が始まる狭山丘陵のキタリス

　　東京都と埼玉県にまたがる狭山丘陵に、本来なら生息していないはずのキタリスが定着している。情報が伝わるにつれて、愛らしい姿を求めて散策や撮 … ［続きを読む］

続・日本型不祥事の心理構造 〜「絶滅の危機」が見えてくる

　偽装、改ざん、水増しなどが横行しているが、それは偶然ではない。掘り下げれば 日本型「不祥事の構造」が透かし見える。競争やトップダウンのプレ … ［続きを読む］

オオタカの希少種解除の前に、里山保全策を

　里山を代表する猛禽類のオオタカは、種の保存法による国内希少野生動植物種（希少種）に指定されている。その指定解除を環境省が検討し始めたのは、 … ［続きを読む］

水抜き後の井の頭池はどう変わったか？

井の頭公園の「掻い掘り」から1年。大都市圏の生態系を取り戻す試みの成果を報告

　東京・井の頭公園の井の頭池で、水を抜いて池底を空気にさらす「掻い掘り（かいぼり）」が実施されたのは昨年の1～2月だった。池の水質改善と外来 … ［続きを読む］

いま、沖縄の高江で起きていること

「緊急事態条項」の先取り

　９月１０日の沖縄の地元２紙（琉球新報、沖縄タイムス）は、国が民間のヘリで重機を運搬し、沖縄本島北部の高江で、オスプレイパッド建設を強行する … ［続きを読む］

コスタリカの森に暮らす「探検昆虫学者」

生きもの好きな日本の少年が住み着いたワケ

　世界自然保護基金（ＷＷＦ）の「生きている地球レポート２０１４」によると、生きている地球指数が１９７０年比で５２％も低下している。　たった四 … ［続きを読む］

返還されない北部訓練場の自然の価値

世界遺産候補地は、オスプレイや外来生物にさらされている

　日本政府は、奄美・琉球の世界自然遺産登録を目指し、その準備として2016年9月15日に沖縄島北部のやんばる地域を国立公園に指定し、今年2月 … ［続きを読む］

［書評］『鳥類学者だからって、鳥が好きだと〜』

川上和人著

中毒性高めの文体で読む驚きの研究ライフ　　　今回から「神保町の匠」のメンバーの一員となりました。どうぞよろしくお願いします。　記念すべき1回 … ［続きを読む］

やんばる世界遺産登録が問う「日米政府の矛盾」

環境管理基準で定めた「絶滅危惧種の生息地保護」を自ら裏切るオスプレイ配備

　奄美・琉球はその豊かな生態系と生物多様性とにより世界自然遺産登録に値する。このため環境NGO諸団体は、IUCN（国際自然保護連合）総会など … ［続きを読む］

広がるクビアカツヤカミキリの被害

サクラやウメ、モモを枯らす外来昆虫に監視の目を

　サクラの幹の中から這い出ようとしているカミキリムシを、ある夏の日に見つけた。黒い頭部に続いて、首元の赤い色が目に飛び込んできた。外来昆虫の … ［続きを読む］

沖永良部島タイワンキンギョ保全運動が未来遺産に

在来種か外来種かだけでは決まらない保全の是非

　沖永良部島にタイワンキンギョまたは闘魚（トウギョ）と呼ばれる淡水魚がいる。コイ目のキンギョと異なりスズキ目のゴクラクギョ属で、熱帯魚パラダ … ［続きを読む］

観光客の制限を求められた奄美・沖縄

世界自然遺産「登録延期」で試される「観光立国日本」の立ち位置

　ユネスコの世界自然遺産への登録を目指してきた「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」（鹿児島、沖縄両県）が、ユネスコの諮問機関の国際自然 … ［続きを読む］

どの故郷にも戦争に使う土砂は一粒もない

IUCNの外来種対策強化の勧告と辺野古土砂全協の取り組み

　多くの沖縄県民の反対の声を押し切って強行されている辺野古新基地建設事業には、1600万立方米超の埋め立て用の土砂が瀬戸内、門司、五島、天草 … ［続きを読む］

世界自然遺産の登録に向けた仕切り直しの前に

奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島が、先進事例のガラパゴスに学ぶべきこと

　菅義偉官房長官は、11月2日午前の記者会見で、2020年の世界自然遺産候補として「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」を国連教育科学 … ［続きを読む］

ペットの室内飼い　世界の常識ではない！

「動物にはその動物本来の本能や自由がある」　世界の潮流をNZで聞きました

　ニュージーランド、南島の海岸ニュー・ブライトンのビーチを歩いている。　ギャラリーにいた牧羊犬、ビーチを走っている大型犬、たくさんの犬たちが … ［続きを読む］

危機を迎えているレッドデーターブック改訂

国や自治体の絶滅危惧種の調査を支えたアマチュア愛好家がなぜ消えていったのか……

　種の絶滅をゼロにする目標の年が、来年に迫っています。2010年に名古屋で開かれた生物多様性条約締約国会議（COP10）で決まった「愛知目標 … ［続きを読む］

温暖化対策を求めて　高校生が「スト」する理由

　スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんが、気候行動サミットで怒りの演説をしたことで、気候変動抑止への取り組みが世界的に注目されまし … ［続きを読む］

気候変動対策は生物多様性を損なわないか

最新研究で明らかになった対策の有無と生物が暮らせる地域の増減

　気候変動は最重要の地球環境問題である。だが、二酸化炭素の排出を抑えるためにバイオ燃料農地を大幅に拡大すれば、それ自体が自然破壊になり、生物 … ［続きを読む］

身寄りなきネコが問いかける「動物愛護法の矛盾と欠陥」

公害・感染症・生態系破壊の温床ともなり得るわが国の欠陥制度をめぐって

　多くの人々にとってイヌやネコなどのペットは、「物」でも「おもちゃ」でもなく「家族」そのものである。かれらは飼い主によって守られているだけで … ［続きを読む］

「野生動物を人間は利用すべきでない」のか

尊重すべきは地元の判断、象牙問題で安易に欧米に追従するな

　人間社会を脅かす新興感染症は、いずれも人獣共通感染症である。SARS（重症急性呼吸器症候群）、新型インフルエンザ、そして新型コロナ（COV … ［続きを読む］

セイヨウミツバチの蜂球はオオスズメバチへの必殺技になるか？

東アジアでの共存の歩みがニホンミツバチに「熱殺蜂球」を与えた！

　秋は厳しい冬を間近に控え、様々な生き物の間でエネルギーの確保をめぐる動きが盛んになる季節だ。蜂の世界を眺めると、ミツバチの巣には冬越しする … ［続きを読む］

タバコは接ぎ木の万能プレーヤーだった

驚きの発見の基礎研究を進め、大学発ベンチャーにも挑戦する日本の若手植物学者

　頭がライオン、体が山羊、尻尾が蛇のギリシャ神話の怪獣キメラ。未知の寄生生物がヒトの頭にすげ変わる漫画「寄生獣」。異なる種の胴体部分をつない … ［続きを読む］

環境だけでなく、社会経済への影響も含めた事前評価を

風力発電がなかなか進まない現状から考える環境アセスメントの将来像

　再生可能エネルギーへの期待は日本でも高い。ところが、風力発電は中国や欧米諸国と比べてかなり少ない。太陽光発電は中国に次ぐ二番手グループに入 … ［続きを読む］

「生態系」を評価基準とする登録がなぜできなかったのか？

世界自然遺産の登録を勧告された沖縄・奄美にまつわる「不都合な真実」

　国連教育科学文化機関（ユネスコ）の諮問機関の国際自然保護連合（IUCN）は5月10日、奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島を世界自然遺 … ［続きを読む］

生き物観察大作戦が世界に拡大中

コロナ禍でも5万人以上が参加、その魅力と意義を考える

カリフォルニアから急拡大した「シティ・ネイチャー・チャレンジ」　世界中の都市で一般市民が一斉に近所の生き物観察をする。そんなイベントが毎年行 … ［続きを読む］