警察 の検索結果

歩道橋事故の刑事処分　検察に「密約」はなかったか

野呂雅之

　９年前の夏、兵庫県明石市で起きた歩道橋事故で、４度にわたる神戸地検の不起訴処分を経て今春、当時の明石署副署長が業務上過失致死傷罪で起訴され … ［続きを読む］

誰がための司法改革――取り調べの可視化

古西洋

　車を運転して交差点を左折した直後だった。白バイに呼び止められた。横断歩道を渡っていた歩行者がいたにもかかわらず、その前を強引に通過した。こ … ［続きを読む］

特捜検察の内実

魚住昭

　２０年ほど前、私は共同通信の検察担当記者だった。そのころの東京地検特捜部は日本最強の捜査機関として国民の絶大な信頼を得ており、私も熱烈な特 … ［続きを読む］

目つきはよろしくありませんが……

緒方健二

　緒方健二と申します。本日から「ＷＥＢＲＯＮＺＡ」筆者の１人として、あれこれ書いてまいります。至らぬことの多い未熟者ですが、皆様がたのご意見 … ［続きを読む］

「独裁者」賞めぐり揺れるユネスコ、問われる国連の真価

土井香苗

　「世界遺産」の指定で有名な国際連合教育科学文化機関（ユネスコ）。そのユネスコが、「独裁者」賞をめぐり、大揺れに揺れている。ことの発端は、ユ … ［続きを読む］

子宮頸がん予防ワクチンを支持できない理由

澁谷知美

　日頃ニュースを聞いていて、「誰かもっとコレ調べてよ！」と思うことがある。　うさん臭いニオイがするのでもっと掘り下げてほしいのに、とおりいっ … ［続きを読む］

掛け声は聞き飽きた

緒方健二

　大相撲が揺れています。一般ファンが座れない本場所の特等席に複数の暴力団組長がでんと座り、その姿が全国にテレビ中継されたり、大関琴光喜関らが … ［続きを読む］

「角界と暴力団」報道の背後にある警察庁の思惑

西岡研介

　野球賭博や、暴力団幹部らの特別席での観戦問題で、日本相撲協会が厳しい批判にさらされている。野球賭博に関与していた力士らは30人近くにのぼり … ［続きを読む］

相撲中継中止で失われたもの

　　ＮＨＫには、大相撲名古屋場所を中継してほしかった。改革に取り組む力士達の本気度を相撲で確かめたいわけではありません。土俵近くの特等席に暴 … ［続きを読む］

国際諜報戦の「昔上海、今北京」

加藤千洋

　中国を舞台とした国際諜報戦の主な戦場はといえば、「昔上海、今北京」だろうか。　かつて「魔都」と呼ばれた時代の上海は、あらゆる犯罪とアヘン密 … ［続きを読む］

当局の事情聴取に会社は何もしてはいけないのか

「証拠隠滅」や「検査妨害」の罪に問われないために

　企業や官庁などの組織が当局の捜査や調査の対象になったとき、その組織は何をやっていいのか、何をやったらまずいのか。目的と手順をあいまいにした … ［続きを読む］

「ようこそ、ホテル・ジャパンへ」ではしゃれにならない　金融危機のあと　荒療治だけでは経済失速も

　１９７０年代に大ヒットしたアメリカンロックの名曲「ホテル・カリフォルニア」。暗く荒涼とした砂漠のハイウエーでの運転に疲れた男が、休息にホテ … ［続きを読む］

《議決要旨全文そのままPDFファイル》東京第五検察審査会が小沢氏「起訴相当」と議決

市民目線、政権揺らす　小沢氏「驚いている」　

　民主党の小沢一郎幹事長に対する検察審査会の結論は最も重い「起訴相当」だった。検察の再捜査が始まるが、小沢氏は強気の構えを崩さない。夏の参院 … ［続きを読む］

《詳録》警察裏金告発の仙波元巡査部長が副市長になる理由

阿久根市長に頼まれ、市長との対立も辞さない覚悟で

　市議会などとの対立で議論を呼んでいる鹿児島県阿久根市の竹原信一市長（５１）の「専決処分」によって同市の副市長に選任された仙波敏郎さん（６１ … ［続きを読む］

地下経済とのあくなき戦い　――　ゴールはまだ見えない

　佐渡賢一が証券取引等監視委員会の委員長に着任した2007年、東証マザーズなどでは、破綻に瀕した企業を利用して市場を騙し、カネを巻き上げる事 … ［続きを読む］

行政調査をフル活用、そして市場との「対話」を重視

　市場経済統治の基本は「自治」である。企業がかかわる不正は内部監査で発見して正す。そこが見落としたら監査法人による外部監査、それ以外にも、証 … ［続きを読む］

《パロマ判決への反応》被害者母「過ちを改めて見つめ直して欲しい」

　被害者の母親、上嶋幸子（じょうしまゆきこ）さんは次のようなコメントを出した。 1. 裁判所が有罪であると認定したことにつき、ほっ … ［続きを読む］

検察の不調の原因は？ 検察は法執行機関の要として構造的、組織的な犯罪摘発のコーディネーターになるべき

　制裁システムの要、検察の不調が続いている。小沢一郎・前民主党幹事長の政治団体の政治資金規正法違反事件の捜査では一部のメディア、検察ＯＢから … ［続きを読む］

《詳録》横峯参院議員が検察審査会の「恐喝関与」指摘を否定

　横峯良郎参院議員（民主党）が恐喝事件に関与したと東京第四検察審査会に指摘された問題で、横峯議員が、記者の取材に応じ、指摘の内容を全面否定し … ［続きを読む］

ひきこもり＝撲滅対象、ではない

伊藤智章

　そもそも「減らせるか」という問題設定を、疑問に思う。ひきこもり＝悪いこと、減らすべきこと、という視点は、単純にすぎないか。　０６年、名古屋 … ［続きを読む］

(下) 「独禁法後進国」と呼ばせないために

欧米の制度とも調和のとれたスマートな制度にたゆまぬ努力を

　■課徴金と刑事罰との関係　憲法39条は、同一行為に対して二重に刑事罰を科すことを禁止している。刑罰といわずに行政制裁といえば、刑罰と二重に … ［続きを読む］

「横峯議員関与」捜査の不自然な経緯　被害者弁護士が指摘

　横峯良郎参院議員（民主党）が恐喝事件に関与したと東京第四検察審査会に指摘された問題で、検察審査会に審査を申し立てた事件被害者の代理人を務め … ［続きを読む］

子供を虐げるな、守れ

緒方健二

　休みはいいですね。電車や街中で見かける子供たちの笑顔や、遊び疲れて眠りこける表情に心が和みます。残り少ない休みを満喫してくれと願います。で … ［続きを読む］

子どもを殺すだけでなく、社会も壊す虐待

大久保真紀

　いったい何人の子どもが死ねば、あるいは、どれほど悲惨な状況で亡くなれば、本当に物事が動いていくのでしょうか。　児童虐待防止法が２０００年に … ［続きを読む］

東洋紡の内部告発者訴訟７年目　米連邦地裁が門前払い認めず

　大阪市の繊維メーカー「東洋紡」製の高強度スーパー繊維「ザイロン」を織った素材で製造された防弾チョッキに欠陥があったとして、この防弾チョッキ … ［続きを読む］

(3) 日本企業も被告、内部告発者が原告となり、米司法省も訴訟参加

　内部告発者に報奨金を渡すという米国特有の制度で、大阪市の繊維メーカー「東洋紡」がワシントンＤＣの地裁で被告の座にすえられている。　原告は、 … ［続きを読む］

(6) 証券不公正取引への税理士の関与が増加　詐欺的集団投資スキームの手助けも

　■証券不公正取引と税理士の関与　前３回の連載では、弁護士、公認会計士、不動産鑑定士が証券市場の公正性との関連で果たす役割についてご紹介した … ［続きを読む］

検察審査会がなければ葬られた事件

古西洋

　飲酒運転とひき逃げ容疑で警察に逮捕された容疑者を、検察が「有罪を証明するだけの証拠がない」という理由で不起訴処分にした。納得できない被害者 … ［続きを読む］

鳩山氏、献金偽装の動機を秘書に尋ねず？

「『なぜ』よりも事実確認」と鳩山氏

　鳩山由紀夫氏は2010年2月12日の衆院予算委員会で、勝場啓二秘書が収支報告書に虚偽を記載した動機について、みずから直接には勝場秘書に聴い … ［続きを読む］

ロッキード事件と菅首相・枝野幹事長、その前任者ら

　現在の政府・与党のトップ２人、すなわち、総理大臣・菅直人と民主党幹事長・枝野幸男には大きな共通点がある。政治家を志すきっかけである。　７６ … ［続きを読む］