ECB の検索結果

ギリシャの銀行と日本の銀行の類似点

根本直子

　ギリシャの財政赤字と市場の信頼の低下は、多額の政府債務を抱える日本においても将来起こりうるシナリオとして注目を集めている。財政の問題に比べ … ［続きを読む］

(上) 本業逸脱、きしむ信頼　金融不安で肥大化

　日米欧の中央銀行が苦境に陥っている。次々に噴き出す金融危機やデフレ退治のためにフル回転し、本来の金融政策の垣根までも超えたためだ。経済への … ［続きを読む］

(下) 独立と責任ジレンマ　市場、禁じ手迫る

　欧州の共通通貨「ユーロ」を使う１６カ国の金融政策を担う欧州中央銀行（ＥＣＢ）がもがいている。　ロンドンで銀行間のお金の貸し借りを仲介するＢ … ［続きを読む］

ストレステスト合格も、課題多い欧州の銀行

根本直子

　ストレステストの結果は、特に大きなサプライズはなく、大半の金融機関は、環境の悪化に対して十分な耐久力を持っている、と欧州銀行監督委員会（C … ［続きを読む］

「龍馬プロジェクト」―分権で政策に対する評価の精度を高めたい

小原篤次

　政府開発援助プロジェクトで５つ、年金運用では３つに分けて、政策（Ｐｏｌｉｃｙ）を点検する。　援助プロジェクトでは、（１）案件発掘（２）計画 … ［続きを読む］

円高対策は金融緩和と雇用創出で　

小此木潔

　円高対策として、小手先で為替相場を操作するようなやり方を考えてはいけない。　その意味では、日銀が８月３０日の金融政策決定会合で決めたいわゆ … ［続きを読む］

根本問題なお解決せず

武田洋子

　７月２１日、ユーロ圏首脳会議はギリシャへの追加支援で合意した。ユーロ圏とＩＭＦによる公的支援は１０９０億ユーロ、これに民間負担分の約５００ … ［続きを読む］

ギリシャの「選択的デフォルト」が意味すること

根本直子

　ユーロ圏加盟国の、ギリシャに対する金融支援策がまとまり、無秩序な債務不履行（デフォルト）が金融市場を混乱させるというシナリオは一応回避でき … ［続きを読む］

構造変化と長期停滞

榊原英資

　世界経済は今、数百年に一度の大きな構造変化の時期にあると言われています。欧米中心の現在の資本主義は長い16世紀（1450～1620年）にイ … ［続きを読む］

日本国債に暴落のリスクはあるのか

森永卓郎

　ＧＤＰの２倍という世界最大の借金を抱える日本の財政は、破たん寸前だ。このままいけば、国際価格の下落＝金利の急騰が発生し、予算が組めなくなる … ［続きを読む］

欧州銀行業が世界景気回復の足かせに

　欧州の経済は今年前半まで、PIGSといわれる弱い周辺国と、比較的好調な主要国とに2極化していた。しかし最近はフランスなどトリプルAの高い格 … ［続きを読む］

リスク高まるインドの株式譲渡に関する合意の効力

　出資、合弁契約などで広く用いられる「株式譲渡に関する合意」ルール。インドではこれまでも法律や当局との関係で、合意の効力が否定されるリスクが … ［続きを読む］

グローバルな金融取引税を導入しよう

　世界を恐慌のふちに立たせているのは、もとはといえば金融バブルとその崩壊だ。それによる世界同時不況と、救済のための財政支出が各国の財政を危機 … ［続きを読む］

ＥＵサミット合意に投資家が懐疑的な理由

根本直子

　欧州連合・ユーロ圏首脳会議では、債務危機対応策として、ギリシャの債務削減、欧州金融安定基金（EFSF）の強化、金融機関の資本増強が合意され … ［続きを読む］

ＥＵ統合は進んでいる

　欧州債務危機が続く。12月9日、ＥＵ首脳は財政規律強化で合意した。イギリスの離反という大きな代償を支払ったうえでの合意だ。　しかし、金融市 … ［続きを読む］

世界と日本の危機は深まる

　世界経済はデフレあるいはへたをすると恐慌への転落の道を歩む危険がある。それを防げるかどうかは１年がたってみないとわからないだろう。　ＩＭＦ … ［続きを読む］

ドイツよ、今こそキンドルバーガーに学べ

　ボストン郊外に住んでいた大恐慌の研究家チャールズ・キンドルバーガーを私が訪ねたのは１９８９年のことだった。朝日新聞ニューヨーク支局員として … ［続きを読む］

日本も２％インフレ目標を採用すべきだ

原田泰

■アメリカもインフレ目標を採用した　アメリカのＦＲＢが２％のインフレ目標政策を採用することを決定した。２％のインフレを達成できないときのＦＲ … ［続きを読む］

世界経済の最大のリスクはユーロ圏にある

　4月6日（金）に、市場予想よりも弱いアメリカの3月の雇用統計が発表されると、株式市場が大きく動揺した。10日（火）のニューヨーク市場で、ダ … ［続きを読む］

仏、ギリシャ両国民が忘れてはならないこと

中口　威

■小康状態にある欧州の危機　EUとIMFの融資枠設定、金融機関の債権放棄などギリシャへの追加支援、そしてECBによる12月と２月、前後2度に … ［続きを読む］

フランスとギリシャの動揺、重要性増すドイツの政策

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝　1990年3月X日、ヘルムート・コール西独首相はエリゼ宮にフランソワ・ミッテラン仏大統領を訪ね … ［続きを読む］

動揺する欧州政治とマーケット

　欧州が揺れている。4月末、オランダの連立政権が崩壊した。さらに5月に入るとフランス大統領選でサルコジ氏が敗北した。ギリシャでは総選挙で与党 … ［続きを読む］

ユーロ圏のリスクはアジア経済にも打撃に

　ギリシャの財政再建の見通しが不透明となっており、ユーロ圏のソブリン、銀行危機が再燃するのではないかという懸念が高まっている。今後さらに悪い … ［続きを読む］

１ドル＝５０円台の現実味は～欧州危機で買われる円

　フランス大統領選挙、ギリシャ総選挙は、マーケットにとって予想された不確実要素、為替変動リスク・イベントである。現職のサルコジ大統領の敗退、 … ［続きを読む］

残るユーロ離脱リスク　スペインの動向に注目

根本直子

　ギリシャの再選挙では、急進派が緊縮財政を放棄して欧州連合（ＥＵ）と決裂するというハードランディングはひとまず回避された。　とはいえ、緊縮財 … ［続きを読む］

欧州混迷から聞こえる世界不況への足音

　ギリシャ再選挙が６月１７日に行われ、新民主主義党（ＮＤ）が第一党となり、全ギリシャ社会主義運動（ＰＡＳＯＫ）ならびに民主左派の閣外協力も得 … ［続きを読む］

【北大ＨＯＰＳマガジン】ユーロの宴の後に（上）――なぜ統合と逆統合が同時に進むのか

　ユーロの宴は終わった。７月１日、欧州サッカー選手権の表彰式では勝者に幸せな紙吹雪が舞った。その直前の６月末に集った欧州首脳は、単一通貨ユー … ［続きを読む］

ＬＩＢＯＲ不正操作問題、欧米金融市場混乱拡大への懸念

■バークレイズの不正操作　２００５年から２００９年にかけてＬＩＢＯＲの不正操作を続けたとして、英国大手銀行バークレイズの会長、ＣＥＯとＣＯＯ … ［続きを読む］

３賢人の知恵によるユーロ危機解決のための政策オプション

　欧州中央銀行（ＥＣＢ）総裁は８月２日、スペインやイタリア国債の購入に向け準備していることを明らかにした。しかし、欧州安定基金（ＥＦＳＦ）に … ［続きを読む］

ピークを過ぎた日本の個人消費を直視せよ

　エコカー補助金の終了などで秋以降の低迷が懸念されている国内の個人消費。問題の根源はかなり深そうで、いま少し掘り下げて詳しく観察して見る必要 … ［続きを読む］