呉 の検索結果

市民による日韓交流を体現した「T・K生」池明観さん

「追悼の集い」で語られた、軍事独裁政権下の「韓国からの通信」執筆秘話

　朝鮮思想史に詳しい宗教哲学者で東京女子大の元教授、池明観（チ・ミョングァン）さんをしのぶ「追悼の集い」が5月14日、東京都文京区の富坂キリ … ［続きを読む］

ネットメディア成功のカギは「ニュース」の再定義と差別化、マネタイズ〈連載第4回〉

ライブドアの一部門だったPJニュースの失敗の本質はここにある

ニュースの再定義～データそのものに価値　国内メディア業界への十分な脅威としてのWSJ日本版の創刊で浮かび上がったキーワードとして、「ニッチ市 … ［続きを読む］

寺山修司、「ミュージカル作家」の顔

執筆から58年の時を経て、新作『海王星』上演

　寺山修司が書いた音楽劇『海王星』が初めて上演されている。世を去って40年近くたってもなお、「新作」が誕生する不思議なクリエーター、テラヤマ … ［続きを読む］

大伴家持と「立山の賦」　地球科学で見えた“都”中心史観

コロナ禍の先へ　東京中心ではなく自らの目で気づこう「地方の誇り」

　コロナ禍による人々の生活の不安定化、デジタル化に伴う知識の限りない断片化、ネット社会における罵詈（ばり）雑言の氾濫（はんらん）など、社会の … ［続きを読む］

音楽総監督・下野竜也と「Music for Peace」の道を行く広島交響楽団

第51回ENEOS音楽賞洋楽部門奨励賞を受賞した地方オーケストラの老舗

　 広島交響楽団（広響）が第51回ENEOS音楽賞洋楽部門奨励賞を受賞した。1963年に「広島市民交響楽団」として発足、1972年にプロ化し … ［続きを読む］

特ダネの記憶　NHKスペシャル㊤「日本海軍400時間の証言」

時代がその時を待っていた　よみがえった音声テープ

　なぜその資料が日の目を見ることになったのか。今なお、不思議な縁を感じる。　本来、歴史の闇に葬られていた資料であった。それは「なぜ太平洋戦争 … ［続きを読む］

台湾で問われる「民主主義的コロナ対策」とは何か

「偉大なる党」ではなく、「市民」が政治の主体である

　今年５月10日、「ゼロコロナ」を守ってきた台湾で、国内感染が発見された。5月19日に政府は全国に警戒レベル「第3級」（上から2番目）を宣言 … ［続きを読む］

【3】日本政府は「朝鮮人の重大犯罪」を認めたか

「重大犯罪があったと宣伝せよ」と指示する政府の文書を誤読

　ラムザイヤー教授による朝鮮人虐殺否定論の問題点、4つめのポイントに移ろう。その4　日本政府が朝鮮人の略奪、放火、強姦などを事実と認めたとい … ［続きを読む］

失敗だらけの健康管理(上)「黒江部員が倒れましたっ！」徹夜続きで昏倒は武勇伝？

連載・失敗だらけの役人人生⑩元防衛事務次官・黒江哲郎が語る教訓

2017年まで防衛省で「背広組」トップの事務次官を務めた黒江哲郎さんの回顧録です。防衛問題の論考サイト「市ケ谷台論壇」での連載からの転載で、 … ［続きを読む］

欠陥だらけの土地規制法案――政府の裁量濫用で市民活動制限の恐れ

政府は今国会で成立目指すが、立法の必要性みあたらず

１．戦時の「要塞地帯法」・「軍機保護法」が蘇ったような「土地規制法」 　みなさんは、アニメーション映画『この世界の片隅に』（同名漫画が原作） … ［続きを読む］

ソウル・釜山市長選の与党大敗で政権交代が視野に入った韓国。日本との関係は？

悪化する一方の日韓関係の改善は政権交代によるしかないか？

　日韓関係は悪化したまま目立った改善が見られない。　昨年9月の菅義偉首相就任が、安倍晋三前首相と文在寅韓国大統領との間で完全に冷え切った両国 … ［続きを読む］

日本の「ラ・マルセイエーズ」になりそこねた唄／上

【34】「民族独立行動隊の歌」

オールドボルシェビキのアナクロ〝懐メロ〟？　今回取り上げるのは、日本の「ラ・マルセイエーズ」（フランス国歌）になりそこねた「民族独立行動隊の … ［続きを読む］

時間とともにその価値を増してきた広島やくざの歴史物語

【5】「仁義なき戦い」の原作を読んでみた

はじめは普通の映画だった 　今、私の⼿元には「『仁義なき戦い』をつくった男たち」（NHK出版）という本がある。これは、2003年5 … ［続きを読む］

日本と韓国、演劇で結ばれた20年

現代戯曲のリーディングを重ねて【上】

　日本と韓国で戯曲を翻訳して紹介し合う演劇交流が20年続いている。この間に取り上げられた戯曲は日韓合わせて約100本。それぞれの国に生きる人 … ［続きを読む］

台湾の若きIT大臣オードリー・タンが世界を変える日

台湾への認識を劇的に変えた『Auオードリー・タン――天才IT相7つの顔』

　2019年末に台湾旅行に行きました。4年前にも訪れていたのですが、その時の印象とはずいぶん違っていました。うまく言えないのですが、「日本は … ［続きを読む］

〝昭和の歌姫〟がうたい遺した鎮魂の反戦歌　その1

【27】美空ひばり「一本の鉛筆」

　前回で記したように、私は、「生まれが共産党だから」という若げのいたりゆえの料簡の狭さから、「原爆を許すまじ」を敬して遠ざけることになった。 … ［続きを読む］

【4】地方の腐敗は日本の腐敗

議員も市長も記者さえも「はりぼて」か

　地方にいると、その腐敗ぶりは目を覆うばかりである。2016年に拙著『民意と政治の断絶はなぜ起きた：官僚支配の民主主義』（ポプラ社）を上梓し … ［続きを読む］

【39】激甚化・頻発化する気象災害

　近年、台風や豪雨などの気象災害被害が目立つ。気象庁は、顕著な災害をもたらした自然現象に対して、後世に経験や教訓を伝えるために災害名を命名す … ［続きを読む］

「安倍・麻生」vs「二階・菅」　国家権力を私物化する総裁選の行方

麻生総理、二階総裁、菅幹事長……「総総分離」案も浮上！？

　8月28日午後5時、安倍晋三首相は珍しくも左右前方のプロンプターなしに記者会見に臨んだ。プロンプターがないためか記者たちの質問に対する答え … ［続きを読む］

朝鮮戦争と兵隊・武器・弾薬を輸送した旧国鉄の戦争協力

朝鮮戦争70年　日本の「戦争協力」③日本で訓練した韓国軍の輸送にも動員され

　朝鮮戦争は、戦後憲法を制定して平和国家となった日本の経済復興に大きく寄与した。と同時に、日本は戦争の兵站（へいたん）基地となり、米兵や韓国 … ［続きを読む］

旧日本海軍1200人が朝鮮海域で掃海作業　秘匿された戦死者

朝鮮戦争70年　日本の「戦争協力」②秘密裏に国連軍に協力した日本の掃海隊

　今から70年前の1950年6月25日、朝鮮戦争が勃発してから3カ月余、海上保安庁特別掃海隊が戦乱の朝鮮海域に派遣された。連合国軍総司令部（ … ［続きを読む］

朝鮮戦争で軍事輸送船になった「太平洋の白鳥」日本丸

朝鮮戦争70年　日本の「戦争協力」①　平和憲法施行まもない日本で何が起きたのか

　朝鮮戦争が70年前の1950年6月25日に勃発した。　占領下の日本では、連合国軍総司令部（GHQ）の指令で、「太平洋の白鳥」と呼ばれた大型 … ［続きを読む］

旧軍港市・呉市で70年前にあった住民投票の物語

旧軍港市転換法施行から70年　旧軍港市という言葉をご存知だろうか。　これは、横須賀、呉、佐世保、舞鶴の4市を指す。いずれもかつてはのどかな海 … ［続きを読む］

続々と再開する各国スポーツは、トンネルの出口を照らすか

台湾プロ野球1000人規模の観客動員へ　コロナ対策に続きスポーツでも世界の先端に　5月11日、NPB（野球機構）、Jリーグ、コロナウイルス感 … ［続きを読む］

疲れた心にきれいな絵を④　安らかさの象徴、鶉になごむ

府中市美術館「ふつうの系譜」展から

　府中市美術館の「ふつうの系譜」展（閉幕が決定）から、目に、心に、柔らかく届く絵を紹介するシリーズの4回目です。〈　〉の中の学芸員、金子信久 … ［続きを読む］

新型コロナ総選挙に成就したセウォル号事件の教訓と「ろうそく革命」

　4月15日に行われた韓国の総選挙。「この時期に選挙ですか？」と日本では驚く声もあるようだが、66.2%という過去28年間で最高の投票率で無 … ［続きを読む］

百年の老舗・中国国民党よ、どこへ行く？

台湾総統選の惨敗で改革委員会が発足。「兄弟」中国共産党との関係見直しが課題

　台湾の総統選挙で惨敗した中国国民党が党の立て直しに動き出した。　「戦犯」と批判された呉敦義・党主席は責任をとり辞意を表明。新しい主席は3月 … ［続きを読む］

ウルトラシリーズの脚本家・上原正三は「在日琉球人」として本土で生き抜いた

代表作『帰ってきたウルトラマン』の「怪獣使いと少年」。マイノリティー迫害を描く

　「ウルトラマン。本籍地、沖縄。やはり、私は、こう記入したい」　初期ウルトラシリーズの監督、実相寺昭雄は、著書にそんな言葉を残している。　1 … ［続きを読む］

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の発見

誰かの身代わりとしての私

1. 増補されたリンの物語　この映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は、2016年11月に公開された『この世界の片隅に』をベースに約 … ［続きを読む］

大島渚「忘れられた皇軍」が告発した日本社会

田中宏さんと考える（2）「国籍条項」とは何だ？

　一橋大学名誉教授・田中宏さん（82）が差別の是正を求めて運動をしてきた在日韓国・朝鮮人には、あえて分ければ二つのタイプがある。　一つは、植 … ［続きを読む］