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医療は雇用の場になるか ~費用とリスクをどう考えるか~

松浦新

松浦新 朝日新聞経済部記者

 日本には、ワクチンを接種していればかからなかった病気で命を落としたり、後遺症が残ったりする人がたくさんいる。例えば子宮けいがんは、日本で年間1万5千人の患者がみつかり3500人が亡くなるが、ワクチンで防ぐことができ、100カ国以上で承認されている。ところが、日本では昨年12月に認められたばかり。約30カ国が公費で接種しているとされるが、日本はめどさえない。この問題は、日本の雇用を考えるうえでも重要な意味がある。
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