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「朝活企業」は従業員に支持されるのか?

常見陽平

常見陽平 千葉商科大学国際教養部准教授 いしかわUIターン応援団長  社会格闘家

ユニクロのロゴマークはすっかり定着したようだ=2010年春、東京都内の新商品発表会

 ユニクロを展開するファーストリテイリングは、この9月から、就業時間を現在より2時間前倒しし、午前7時~午後4時にするそうだ。報道によるとこの取り組みの狙いは、仕事を終える時刻を早めて、その後の時間は社員に語学やビジネスに関する知識を学ぶ時間にしてもらうのだそうだ。同社は来春から社内での公用語を英語にする予定だ。グローバル展開を加速させる中、語学だけでなく、ビジネスの知識も含めた自分磨きの時間を作ってもらうというわけだ。

 「朝活企業」誕生というわけか。私はこの動きに注目しつつも、「本当に成功するのか?」「当初の目的を達成するには、取り組みが違うのではないか?」「従業員はどう反応するのか?」という点に注目している。

 最初に、私の話をしよう。私は朝活人間だ。毎日、

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